エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の裏配線マザーボードに、新モデル「MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ」が加わった。AMDの最新チップセットにふさわしい、人気のRyzen 7 9800X3D搭載ゲーミングPCを作ってみた。
年末年始と言えば、ボーナスの支給があったり、まとまった休みを取れたりするタイミングだ。慌ただしい時期ではあるが、読者の中にはこの長い休みを使って自作PCを組み立ててみようと考えている人もいることだろう。
2025年を振り返って、自作PCのトピックの1つに挙げたいのが背面コネクター対応製品投入の本格化だ。今回は、今PCを組みたい人のパーツプランの助けになるべく、最新の背面コネクター採用マザーボード「MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ」を用いた作例を取り上げる。
これがMSI版背面コネクター「Project Zero」(PZ)をフィーチャーした作例だ。テーマは3つある。1つ目が「背面コネクターのマザーで見た目がスッキリ」、2つ目が「ハイエンドCPU/GPU採用の高性能/多機能モデル」、3つ目が「高い耐久性で安定性重視」だ。
組み立てた本人が言うのもなんだが、シンプルで見栄えがよいPCだ。それはホワイトPCだからというのがまず1つある。マザーボードもグラフィックスカードも2025年はホワイトモデルの選択肢が増え、ブラックモデルとの価格差も従来ほどではなくなってきた。
そして内部の美しさを実現するもう1つのポイントが、今回のテーマでもある背面コネクターだ。内部を見ることができるクリアサイドパネルのPCケースでは、可能な限りケーブルの露出を抑えたい。そしてホワイトPCの場合は特に、目立つブラック部品は少なければ少ないほど映える。
今回の作例で表面に露出しているケーブルは、簡易水冷CPUクーラーの電源やLED、チューブ、グラフィックスカード用の12V-2x6のみだ。背面コネクターのマザーボードでは、その他のATX24ピンやEPS12V、ケースファンの配線、USBやオーディオ、フロントインタフェースといった端子がマザーボード背面に移設されている。
これらの端子の配線も露出ゼロだ。何なら今回組み合わせた電源ユニットは、ホワイトケーブル仕様でも端子部分だけはブラックなのだが、12V-2x6端子をよく見ないとそれに気が付かないだろう。
このように、これからの自作PCでケース内部を含めて見た目をとことん追求するなら「背面コネクター」、MSIならProject Zero対応が注目のキーワードだ。
MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZは、AMD AM5とDDR5メモリに対応するATXマザーボードだ。チップセットは最新のAMD X870Eで、Ryzen 9000/8000/7000シリーズをサポートしている。なお、UEFI(BIOS)の記憶容量が64MBという点も、今後数年を見据えたマザーボード選択でポイントに挙げられるところだ。
製品名を分解すると、「MAG」グレードということでメインストリームゲーマー向けに高い基本性能と耐久設計を押さえつつ、TOMAHAWKというMAGグレードの中では上位モデル、かつ「MAX」はリフレッシュモデルに付く名称だ。そして「PZ」がProject Zero対応を表している。
現行のMAGシリーズのデザインコンセプトを継承しつつ、見た目で大きく違うのはヒートシンクの面積だ。MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZはマザーボードの下半分、拡張スロットを除けばほぼヒートシンクで覆われている。
また、マザーボード下辺や右辺など、従来だと各種端子がある部分にもヒートシンクが拡大されている。背面コネクターは「見た目を向上」させるものなので、ケーブル以外に基板の露出も最小限だとより映える。
さらにSocket AM5のCPUクーラーブラケット、メモリスロット、2番目や3番目のPCI Express x16スロットもホワイト仕様になっていることにお気付きだろうか。MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZは、MSIマザーボードの中でも最もホワイト面積の広いマザーボードでもある。
電源回路は14+2+1フェーズで、CPU用の14フェーズ部分のMOSFETには80A対応のSPS(Smart Power Stage)を採用している。背面にあるEPS12Vは2系統だ。これにより、ゲーミングPCに搭載するハイエンドCPUや、ゲームプレイ中の高負荷状態でも安定した動作を実現する。
拡張性という点では、DDR5対応のメモリスロットが4基、拡張スロットは3基のPCI Express x16対応スロット(世代とレーン数は上から順にPCI Express 5.0 x16/同3.0 x1/同4.0 x4)を備え、M.2スロットも4基(PCI Express 5.0 x4/同5.0 x4/同4.0 x4/同4.0 x4対応、ただし搭載CPUによる)、Serial ATA×4基と豊富だ。
USBインタフェースはUSB4×2、USB 3.2 Gen 2x2 Type-C×2、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 2 Standard-A×2、USB 3.2 Gen 1 Standard-A×7と多彩で、ネットワークは有線LANが5GbE対応、無線LANがWi-Fi 7&Bluetooth 5.4をサポートする。有線LANは2.5GbEが普及し始めているところであり、その1つ上の5GbEを備える点がアドバンテージだ。
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