さて今回組んだPCだが、以下のようなパーツ構成だ。CPUにRyzen 7 9800X3D、グラフィックスカードにGeForce RTX 5080 16G GAMING TRIO OC WHITEと、本気のゲーミングPCなのが分かるだろう。
ただし、この執筆をしている時点で、メモリやストレージの価格が大幅に上昇している。年明けから値上げが本格化するとも言われており、メモリやストレージ、もしかしたらグラフィックスカードも少し早めに決断しておいた方が良いかもしれない。
| 今回利用したPCパーツ | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| CPUクーラー | MAG CORELIQUID I360 WHITE |
| メモリ | 16GB×2(DDR5-6400) |
| SSD | SPATIUM M560 PCIe 5.0 NVMe M.2(1TB) |
| マザーボード | MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ |
| グラフィックスカード | GeForce RTX 5080 16G GAMING TRIO OC WHITE |
| 電源ユニット | MAG A850GL PCIE5 WHITE |
| PCケース | MPG VELOX 300R AIRFLOW PZ WHITE |
| GPUスタンド | MPG ARGB GRAPHICS CARD STAND WHITE |
| OS | Windows 11 Home |
それでは、この構成でのパフォーマンスをベンチマークスコアで見ていこう。
まずはPCMark 10 Extendedだが、Overallが1万8163ポイントだった。シナリオ別に見ると、ハイエンドゲーミングPCを目指したパーツ構成なので、当然Gamingシナリオのスコアが飛び抜けているのが分かる。そしてDigital Content Creationも2万を超える高いスコアゆえ、当然クリエイティブ用途でも快適だ。ゲーミング+配信や編集といったユースケースにも適している。
続いては3DMarkだ。Speed Wayのスコアも9000ポイント台に乗り、レイトレーシングを含めた4K(3840×2160ピクセル)の高解像度を高いフレームレートでプレイできるだけの性能を持つ。DirectX 12 Ultimateベースで非レイトレーシングのSteel Nomadも8500ポイントを超えている。古いPCとの比較ではTime SpyやTime Spy Extremeのスコアが参考になるだろう。
CPU性能も見ておこう。CINEBENCH 2024では、Multi Coreが1160pts、Single Coreが128ptsだった。Ryzen 7 9800X3Dはシングルスレッド性能もかなり高い。ここはゲーミングでも効いてくるはずだ。
ここからは、グラフィックス負荷が重めのゲームベンチマークを見ていこう。
ハイエンドゲーミングPCなので全て4Kでテストしている。最初はモンスターハンターワイルズ ベンチマークだ。
ベンチマーク版ではフレーム生成がデフォルトでオン、リアルタイムレイトレーシングがデフォルトでオフとなる。そのまま画質プリセット「ウルトラ」を実行すると平均で120.03fpsとなった。ゲーミングディスプレイを組み合わせて超滑らかな映像を得られるフレームレートだ。また、このウルトラからレイトレーシングをオンにしても111.41fpsだった。これも実用的と言えるだろう。
さらに高画質化を目指してDLSS品質を「DLAA」としても89.25fpsと、これも映像を見るかぎりカクつきなくスムーズだった。なお、製品版ではDLSSフレーム生成でx2/x3/x4といったマルチフレーム生成を利用できる。ベンチマーク版はx2相当なので、DLSSオフもx4指定すれば十分なフレームレートを得られる可能性がある。
次にサイバーパンク2077だ。解像度は4Kで、最も重いプリセット「レイトレーシング:オーバードライブ」を試してみた。まずフレーム生成オフで平均60.67fpsだった。60fpsは超えているが最小fpsは52.3fpsで少し下回っている。もう少しフレームレートが欲しい。
そこでフレーム生成をx2にしてみると105.06fps、x3にしてみると148.03fps、x4にしてみると186.66fpsといった具合にフレームレートが向上する。昨今、144Hz対応のゲーミングディスプレイを使っている人も多いだろう。フレーム生成オンでの平均fpsと最小fpsの差は10〜20fpsほどなので、144Hzで遊ぶならx4あたりがちょうどよい。
最後にマーベルライバルズを試した。こちらも4Kで画質プリセットは「最高」だと平均113fpsだった。1%Lowは86fpsなので、サイバーパンク2077と比べると平均fps側で余裕を見たフレームレートが必要だ。
144Hzのゲーミングディスプレイを想定してフレーム生成x4を試してみると、平均215fpsに向上した。これはさすがにやや高すぎる印象もある。この状態から画質を向上させつつ144Hzにマッチする、1%Low側で144fps超の設定を詰めてみよう。
例えば、DLSSのモードをネイティブ(元はウルトラクオリティ)に引き上げると平均166fps(1%Low139fps)となった。1%Low側が144fpsを割り込んだのが少々気になるため、DLSSをオフにしてみると平均175fps(1%Low146fps)といった結果になった。これなら高画質かつ常時144fpsという滑らかな映像でゲームを楽しめそうだ。
作例のパーツ構成紹介時に触れたが、一部のPCパーツ価格が上昇している。この年末年始でセールなどもあると思われるが、メモリやストレージに関しては難しいかもしれない。
BTOパソコンメーカーの発言でもあったが、もし購入を検討しているならできるだけ早めがよい。あるいは、アップグレードという形でメモリやストレージを使い回せるなら、使い回した方がベターかもしれない。
それはそれとして、背面コネクター対応マザーボード「MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ」は、ホワイトPCの自作を検討している人にオススメだ。これまでのモデルと比べてもホワイトの面積が拡大したことで、さらに美しい見た目のPCに仕上がる。ほとんどの配線を隠すことが可能な背面コネクターは、従来の表面コネクターのマザーボードではどう工夫しても超えられないスッキリした見た目を実現できる。
また、今回はハイエンドゲーミングPCとして構成した。価格変動が激しいために正確な予算を割り出すのが難しいが、原稿執筆時点でCPUが7万5000円前後、グラフィックスカードが25万円前後、MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZが5万5000円前後といったあたりが目安で、トータルでは45〜50万円程度になると思われる。
高価と言えば高価だが、これからさらに値上がりする可能性がある。しかも数年間、値が下がらないという予測もある。今このタイミングで、少し背伸びをして今後数年使えるPCをそろえておけば、結果的に安く済むかもしれない。ならば、見た目も性能も安定性も妥協せず、こだわりのPCに仕上げてみるのもありだ。
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