ここまでは、Microsoftが提供するCopilot関連のAI機能を見てきた。しかしAI活用といえば、クラウドに依存したチャット形式のサービスを想像する人も多いだろう。「オフラインでも利用したい」「クラウドにデータを送信したくない」といったニーズに対しては、ローカルで動作する大規模言語モデル(ローカルLLM)が有効な選択肢となる。
ローカルLLMとは、専用のアプリケーションを使って手元のPCでAIチャットを動作させられるもので、月額料金不要で外部にデータを送信することなくAIを利用できる優れものだ。
そこで、今回はローカルLLMをDAIV Z4-A9A01SR-Bで動作させ、Copilot+ PCとローカルLLMとの相性をチェックしてみた。
ローカルLLMは、本来であればコマンドラインでの操作をはじめ、多岐にわたるアプリケーションの導入が必要で高度な専門知識が必要だった。
しかし、最近はインストールしてAIモデルをダウンロードするだけでローカルLLMが利用できる「LM Studio」の登場により、ローカルLLMの利用ハードルがほぼなくなり、だれでも簡単に利用できるようになった。
LM Studioを導入するとさまざまなAIモデルを利用できるが、ここではテキストだけでなく画像データも処理できる「GLM 4.6V Flash」をダウンロードして、DAIV Z4-A9A01SR-Bで実際に動かしてみた。
GLM 4.6V Flashを読み込み、チャット欄に下記のようなプロンプト(AIモデルへの指示)を入力してEnterキーを押してみよう。
あなたは架空の国の首相です。経済成長率が2%で停滞し、失業率が5%に上昇しています。財政赤字も拡大傾向です。経済成長を加速し、失業率を下げ、財政健全化を同時に達成するための政策パッケージを3つ提案し、それぞれの政策がどのように相互作用するか、メリット・デメリットも含めて説明してください。
しばらくすると、AIが入力されたプロンプトを分析し、回答を生成できることが確認できた。
さすがにクラウドサービスと比べると回答生成完了まで時間がかかるものの、月額料金なしで外部にデータを送信せずに利用できる点は非常に大きな強みと言えよう。
続いて、以下の画像データをGLM 4.6V Flashに処理させて文字起こしできるか試してみよう。
LM Studioのチャットインタフェースを見てみると、ファイルを添付するアイコンが用意されているのでここをクリックし、PC内の画像を添付した上で下記プロンプトを入力してみよう。
添付図はマウスコンピューターが掲げる5つの安心について図示されています。この5つの安心に関する添付図を文字起こししてください。
すると、添付した画像データがGLM 4.6V Flashで処理され、無事に画像データの内容を文字起こしできることが確認できた。
なお、LM Studioに画像ファイルを添付しているものの、外部へのデータ送信は一切行われず、ネットワークにつながっていない状態でも正常に処理できる。
そのため、Copilot+ PC認定を受けたDAIV Z4-A9A01SR-Bがあれば、外部にデータを送信することなくAIを活用した作業効率の向上が見込めるのだ。
Copilot+ PCは、Copilot関連の機能だけでなく、PC内のデータを外部に送信することなく、安全にAIを活用して作業効率を格段に向上できるローカルLLMとの相性が高いことも確認できた。
DAIV Z4-A9A01SR-Bは、(サポート対象外となるが)後からメモリの増設/換装も可能なので、より大きなメモリが必要なAIモデルを利用したい場合、PCを買い替えなくともよい点は非常に興味深い。
同社の直販価格は24万6800円となっている。PCとしての高い基本性能を備えつつ、クリエイティブ用途だけでなくビジネス用途でも便利なAI機能を使えることを考えれば、十分に手堅くまとまっていると言える。
マウスコンピューターのPC製品はコストパフォーマンスが高く、標準で3年間の無償サポートが付帯するなど手厚さが光るので、お財布にやさしくAI活用の波に乗れるDAIV Z4-A9A01SR-Bで新しい“作業の形”を実現してみてはいかがだろうか。
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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2026年2月22日