静脈認証キーボード販売開始:他人が使える可能性は100万分の1
フロントフューチャーは、生体認証を搭載したキーボードの販売を開始した。価格は3月発表時通りの実売8万8000円前後。
フロントフューチャーは6月20日、生体認証デバイスを搭載したキーボード「指静脈認証 MINI Keyboard FV-1」と「指紋認証 MINI keyboard F-1」の販売を開始した。価格はオープンで、実売は静脈認証モデルが8万8000円前後、指紋認証モデルが3万9800円前後。
指静脈認証 MINI Keyboard FV-1は、USB接続タイプの日本語89キーボードで、本体左側に指静脈認証デバイスを備えているのが最大の特徴。一般的な指紋認証に比べ10倍以上の照合精度という高いセキュリティを実現する。その精度は、本人拒否率0.01%/他人受け入れ率0.0001%(カタログ値)。
キーボードユニットのベースは、OKI製「Mini Keyboard III」でピッチ19.05ミリ、ストロークは3ミリ。また、ホイール機能を持つスティックポインタも搭載する。本体サイズは385.8(幅)×172.6(奥行き)×39.5(高さ)ミリとなっている。対応OSはWindows XP/2000。
一方、指紋認証 MINI keyboard F-1は、右パームレストに指紋認証を備えたモデルで、キーボード自体はFV-1と同様。ただし静脈デバイスがないぶん本体サイズは292(幅)×193.6(奥行き)×34(高さ)ミリと横幅はコンパクトになっている。登録指紋数は10指、データサイズは64バイト。機能面ではWindowsログオンやスクリーンセーバーロックなどに対応する。
なお、両製品ともに基本的にはビジネス向け(BtoB)の出荷となるが、リクエストがあれば一般販売も行うとしている。
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フロントフューチャーは、静脈認証デバイスを標準で搭載するPC向けキーボード「指静脈認証 MINI Keyboard FV-1」を6月に発売する。価格は8万8000円前後。
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