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5分で分かった気になる、6月のアキバ事情2006年6月(2/2 ページ)

6月に入りBDドライブの出荷が始まったが、アキバでは「高ぇよ!」という当然の反応。一方、Socket AM2対応CPUは価格改定の噂で大ブレイクとはいかない状況が続く。

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さりげなくASUSTeKも価格改定 物理演算カードが1週間で10%オフに

 6月後半に入ると、PCパーツショップではCPUの価格改定情報がよく話題に上るようになったが、グラフィックスカードなどの大手メーカー・ASUSTeKもさりげなく価格改定していた。

 もっとも目についたのは、物理演算カードの「PhysX P1」。第4週に発売されたときは3万9000円前後だったが、1週間後には3万6000円弱まで下がっていた。某ショップは「次回入荷分からいきなり価格改定されていました。初回分もまだ売れ残っていますが、身を切って価格を下げるしかありませんでしたね」と悔しがる。

パソコンショップ・アークで撮影したPhysX P1の価格表。左が6月第4週で、右が第5週のもの

 PCパーツメーカーや代理店の価格改定は、月初めから中頃までに行われる場合が多く、今回のように月末で切り替わるのはめずらしい。別のショップは「月後半の新製品なので、価格改定は7月までないと安心して、大量に入荷しました。価格改定の時期を見極めるのも仕入担当の重要な能力です。今回は失敗しました・・・」と肩を落とす。

 購入する予定のユーザーにはうれしい価格改定だが、ショップにとっては利益が赤字に変わる危険なフラグなのだ。狙っていた製品が予定より安く買えたら、これからはショップに感謝&仕入れ担当に合掌しましょう。

究極の光モノが複数のショップにスポットで入荷された

 暑くなってくると、冷却パーツと一緒に増えてくるのが光モノだ。一時のブームが去ったとはいえ、今夏も鮮やかなLEDライトを光らせた魅惑のパーツがアキバ各ショップの店頭を彩る。

6月第3週、青色LEDを両肩に光らせたド派手なCPUクーラー「EKL-V8」が高速電脳に入荷していた。価格は9800円

 また、新製品ではないものの静かに注目を集めている製品が1つ。サンビームの「CN-BA」だ。価格は980円。T-ZONE.PC DIY SHOPとツートップ秋葉原本店がスポットで大量入荷していた。

サンビーム「CN-BA」

 CN-BAは、光の三原色である赤と青、緑のLEDを1セットにしたライトを4個を搭載しており、各LEDの輝度を調節できるのが特徴。白から紫、黄色まで、光であらゆる色が表現できる究極の光モノだ。

 入荷したツートップ秋葉原本店は「光の当て方や色を調節することで、PCケース内部で四季を表現することも可能です。夏なら寒色で涼しく見せ、冬場は暖色で演出するなど光そのもので遊べます」と力説する。

 以上、6月は全体的に大ヒットのない月だったが、IntelとAMD両陣営の価格改定が噂される7月末をきっかけに盛り返しが見込まれる。マザーボードとCPU、メモリの買い換えブームが複数のショップで期待されており、夏休みに合わせて特価キャンペーンが展開される可能性も高い。

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