2スピンドルで1.2キロの“リアルモバイル”PC──エプソンダイレクト「Endeavor NA101」(4/4 ページ)
約1.2キロの2スピンドルB5モバイルノート、しかも10万円台で購入可能──エプソンダイレクトの意欲作といえる新モデルが「Endeavor NA101」だ。オプションで用意するワンセグカードとともに使い勝手をチェックしていこう。
2スピンドルで多機能。自由度の高いBTOも魅力
本機は、超低電圧版CPUの採用によりパフォーマンスがトレードオフとなり、これはベンチマークテストの結果として表れてはいる。しかしモバイルもこなす、程よいバランスのノートPCから、より“リアルモバイル指向”のノートPCに変貌を遂げたと言える。
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そこで気になるは実利用時のパフォーマンスだろう。今回はHDDが軽量性重視の1.8インチ30Gバイトタイプであり、この点がとくに気になっていた。しかし頻繁にディスクスワップが発生するような使い方をしなければ、Windows XP起動やハイバネーション(休止)の利用なども含め、体感的にさほど気にはならない。メモリは標準で512Mバイトであるため、プラス512MバイトをBTOメニューから増設し、1Gバイトまで拡張してしまえば、1.8インチHDDを選択してもパフォーマンス面で気になることはないだろう。
全体のパフォーマンスとしても、インターネット利用やオフィススイートを利用していてストレスを感じることはほとんどなかった。なお12.1インチのXGA液晶ディスプレイは視野角がそれほど広くないという若干の欠点はあるが、輝度は十分確保され、日中の窓際での使用時でも視認性に問題を感じなかった。
また、メインPCとしての利用にも十分活用できる2スピンドル構成や豊富なセキュリティ機能なども魅力だが、もう1つ、同社らしい自由度の高いBTOメニューも大きな魅力として挙げておきたい。例えば、個人利用でモバイル用セカンドPCとして導入するという目的において、バッテリー駆動時間や軽量さがとくに重要。ただし価格は抑えたい──。このニーズは確実にある。本機では光学ドライブと無線LANやBluetoothなどもしっかり装備しながら、15万円以下で構成することも可能だ。
やはり本機の魅力は、これまで同社モバイルノートPCでは中途半端という印象もあったこのセグメントのPCに最も重要な性能──1キロ弱の軽量さと長時間のバッテリー駆動、そして2スピンドル機であることにあるといえそうだ。
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