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UMPCとモバイルWiMAXで「新しいモバイル」がやってくる:IDF Fall 2006(3/3 ページ)
IDF Fall 2006リポートの第3弾は、クアッドコアから離れ、2007年前半に登場するSanta Rosaプラットフォームを中心に、IDFで示されたノートPCの最新トレンドを紹介したい。
「使えるデバイス」を目指して進化するUMPC
今回のIDFではUMPCも再び注目を集めている。UMPCは最初のモデルが今年春に発表されたばかりのフォームファクタで、これまで登場した製品は第1世代だけに「まだまだ」こなれてない印象が強かった。Intelは、今後数年をかけてチップのサイズや消費電力を削減していく方針で、これによってUMPCも魅力的なデバイスへと変貌していくと考えられる。変身したUMPCにWiMAXサービスを組み合わせたとき、いつでも持ち運び可能なデバイスからインターネットを介して地図検索や音楽ダウンロードをどこからでも利用できるようになる。UMPCとWiMAXの組み合わせは「真のモバイルデバイス」の可能性を秘めたコンビネーションだといえるだろう。
モバイル向けCPUの進化は2年周期でやってくる。2年ごとにプロセスルールが進行するが、最初の1年はダイの縮小と改良のフェイズで、次の1年でアーキテクチャの変革が起こる。2008年までは現行のCore2 Duoを改良したアーキテクチャがそのまま存続し、2009年に次世代アーキテクチャ「Nehalem」(ネハーレム)へ移行する
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