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ゆるゆるなATI 箝口令を敷くNVIDIA週末アキバPickUP!(1/4 ページ)

ハイミドルな価格ながらハイエンド並の性能を誇るGPU「RADEON X1950 XT」が登場した。また、AMD系マザーではチップセットを統合したモデルが人気を集めている。今週のキーワードは「X1950 XT」「南北統合」「FOX ONE」「ど派手ファンコン再び」だ!

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4万円以下のハイスペックGPU「RADEON X1950 XT」が出回る

X1950シリーズでミドルレンジの位置づけとされる「XT」

 先週から、ATIブランドの新GPU「RADEON X1950 XT」を搭載したSapphire製のグラフィックスカード「RADEON X1950 XT-256MB」が複数のショップに入荷し、販売が始まっている。価格は4万円弱で在庫は少数だ。

 RADEON X1950 XT-256MBは拡張スロットを2段占有するグラフィックスカードで、DVI-I端子を2基備える。SapphireはCrossFire対応をうたっているが、基板にはRADEON X1950 PRO搭載カードで見られる「ネイティブCrossFire」用のコネクタはない。

 GPUの「RADEON X1950 XT」は、製品が出回った時点ではATIからの発表がないGPUだが、Sapphireによると、コアクロックは625MHzで、メモリクロックは1.8GHz。DDR3メモリを256Mバイト搭載するという。X1950シリーズ最上位の「XTX」と、先日発表された「PRO」の中間に位置する。

 4万円前後の価格帯から、GeForce 7900 GT搭載グラフィックスカードのライバルといえそうだが、入荷した高速電脳は「ハイミドルの価格帯ながら、パフォーマンスはハイエンドのXTXとほとんど変わりません。安価に高性能GPUが手に入るので、ATIでは久々のヒット商品になりそうですね」と話す。

Sapphire「RADEON X1950 XT-256MB」(写真=左)。リファレンスデザインと思われる大型のクーラーを搭載している(写真=中央)。基板面にはネイティブCrossFireのコネクタは見つからない(写真=右)

 未発表GPUを搭載した製品ながら、複数のショップが当然のように入荷してそのまま店頭に並べていた。T-ZONE.PC DIY SHOPは「発売日の契約などがない製品なので、メーカーのリリースは関係なく販売しています」という。ほかのショップからもフランイングという意識は感じられなかった。シリーズの中位モデルということもあってか、代理店の縛りがほとんどなかったのだ。

 一方、間もなくの登場が噂されているNVIDIAの次期GPUに関する情報は、残念ながら聞き出せなかった。海外サイトや個人ブログなどではすでに話題に上がっているが、製品の概要はもとより、発売時期や価格、入荷数などの情報も闇の中。個人的な予想レベルのコメントさえひかえていた感もあり、相当な縛りがあるようで……。

製品:Sapphire「RADEON X1950 XT-256MB」
入荷ショップ
パソコンショップ・アーク3万9680円
USER'S SIDE秋葉原本店3万9690円
フェイス秋葉原本店3万9770円
ツートップ秋葉原本店3万9780円
T-ZONE.PC DIY SHOP3万9980円
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