2006年のベストサイトが決まる――Web of the Year 2006:アップルがWeb of the Yearを制覇!?
ユーザーの投票により2006年のベストサイトを選出する「Web of the Year 2006」。その授賞式が12月6日開催された。年間総合大賞も気になるところだが、アップルのゆくえはいかに!?
「Web of the Year 2006」は、月刊インターネット情報誌「Yahoo! Internet Guide」(ソフトバンク クリエイティブ発行)が主催するイベントで、一般投票によって年間のベストサイトを決定するもの。第1回目の1996年から数えて、今年で11回目を迎える。
授賞式全体の模様や各受賞者の詳細はこちらの記事に譲るとして、昨年は動画・音楽配信部門にノミネートされながら2位に甘んじたアップルコンピュータの「iTunes Store」(1位はGyaO)だが、動画部門が分割された2006年の音楽部門で栄えある1位を獲得した。2位の「うたまっぷ」にダブルスコアの差をつけての“圧勝”だった。
授賞式後、トロフィーを受け取ったアップルコンピュータ広報部の鈴木正義氏にお話をうかがったところ、「今年は、音楽と動画で部門が分かれたのが勝因でしょう」と勝因を冷静に分析。今年9月のiTunes 7リリースに合わせて名称を従来の「iTunes Music Store」から「iTunes Store」に変更し、映画やゲームなどのダウンロード販売を開始しているが、「名称をiTunes Storeに変えて本格的な動画も取り扱っているのですが、音楽部門で無事に受賞できてホッとしています」とリラックスした表情を見せた。
ちなみに、コンピュータ部門でノミネートされたITmediaだが、健闘むなしく3位に破れた。なお、Web of the Year 2006の詳細は12月27日発売の同誌2月号にて掲載される予定だ。
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