「OCZ Summit 2006 APAC」で未発表マザー続々登場
台湾で12月7日に行われたOCZ Technology主催のテクニカルカンファレスと製品展示において、複数のマザーベンダーから未発表の製品が紹介された。
ASUSが紹介したのはR.O.G.シリーズの新製品だ。「R.O.G.」(the Republic of Gamers)シリーズは、オーバークロッカー、エンゾージアストゲームユーザーをターゲットにしたラインアップで、このシリーズのマザーボードでは、ファンレスのチップセットクーラーユニットや8フェーズの電源回路、オーバークロックに特化した設定項目を持つBIOSが実装されるほか、ADI 1988b HDオーディオコーデックに対応し、マイクロホンモジュールを組み込んだサウンド出力用の外付け基板「Supreme FX」が用意される。
また、オーバークロッカーの多くがPCケースにシステムを組み込まないで使っている実態に合わせて、インタフェースパックパネルにシステムの状態を表示するLCDや、基板上に電源ボタン、リセットボタンだけでなく、CMOSクリアボタンも用意する。
今回、R.O.G.のニューフェースとして紹介されたマザーオードは「Commando」と呼ばれる製品。すでに、R.O.G.シリーズとしてnForce 680i SLIを搭載したLGA775マザー「Striker Extreme」とnForce 590 SLIを搭載したSocket AM2マザー「CrossHair」が登場しているが、「Commando」はIntel P965を搭載したLGA 775マザーというスペックになっている。
カンファレンスでは同社のテクニカルマーケティングヘッドクォーターのトニー・リーチ氏がオーバークロックのデモを行い、Core 2 Extreme X6800を組み込んだシステムでFSB1280MHz、CPUクロック3.52GHz、メモリクロック652.1MHz(データ転送レートで1304.2Mbps相当)の動作を成功させた。
GIGABYTEは、nForce 680i SLIを搭載する未発表マザー「GA-N680SLI-DQ6」を公開した。このマザーはGIGABYTEがハイエンドマザーに採用している「6-Quad」機能をサポートし、NVIDIAが開発したDual-Net Technologyに対応する2つのギガビットイーサポートを2組用意した「Quad Gigabit LAN」にも対応する。GA-N680SLI-DQ6の出荷開始は2007年1月中旬の予定だ。
abitも未発表のnForce 680i SLIマザー「IN9 32X-MAX」を紹介した。FSB 1333MHz、DDR2-800MHz、3本のPCI-Express x16(うち1つはX8動作)スロット、7.1ch HD オーディオとほかのnForce 680i SLIマザーと同様のスペックを有するIN9 32X-MAXは、abit独自機能である「Silent OTES」やabitマザーの特徴でもあるオーバークロック設定機能を実装する。出荷開始は2007年1月の予定。
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