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“真のクアッドコア”でAMDが勝利宣言――“4×4”ことQuad-FXのデモイベントを開催週末アキバPickUP! 番外編(1/2 ページ)

冷たい雨が降る中、AMDがコンシューマ向け次世代プラットフォーム「Quad FX」のデモイベントを開催。“メガタスク”環境のデモでは、観客から「すごい…」とため息が漏れた。

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イベント直前の会場前。デモが始まる頃には、テントの周りにも傘をさしたギャラリーの輪ができた

 12月9日にTSUKUMO eX.前でAMDの「Quad FXプラットフォーム」の性能を紹介するデモイベントが開かれた。8月のCPU比較デモに続き、この日も雨が降りしきっていたが、今回はイベント会場にテントを張ったため、中止することなく予定どおりに進行していた。

 11月26日に開催したCPU比較デモイベントで宣言したとおり、“4×4(フォー・バイ・フォー)”ことQuad FXプラットフォームが発表され、年内中のデモイベントを実現。Quad FXの性能が見られるアキバで初の機会とあって、悪天候ながら計3回のイベントで毎回50人以上のユーザーが特設テントの前に集まった。

 イベントの最初に、日本AMD マーケティング本部の土居氏が、Quad FXの概要について解説。特に、I社の“デュアルダイ“構造のクアッドコアと、AMDが予定している“ネイティブ・クアッドコア”デザインの違いについては、詳しく説明した。「Quad FXは、某社のCore 2 Extreme QXとよく比較されますが、シングルCPUとは別のラインに据えています。Athlon 64 X2/64 FXシリーズとともに、2007年にはQuad Coreモデルを投入する予定です。従来のプラットフォームから大きく変化する機会となりますが、ここで(I社に)勝ちます」と、近々のロードマップで自信のほどを覗かせた。司会の佐藤氏もAMDのQuad Coreを“真のクアッドコア”と称し、AMDの明るい将来性をアピールする。

佐藤氏にアニキと呼ばれていた土居氏(写真=左)。FX-70シリーズは、シングルCPUと別のラインで進化していく。近い将来にあるものはクアッドコアCPU×2の8コア環境だ(写真=中央)。同じクアッドコアでも、I社とAMDでは異なる構造を採用している(写真=右)

 また、FX-70を購入したユーザーには、将来登場するクアッドコアCPUへアップグレードする権利が付くことも、両氏は繰り返し説明していた。

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