いつでもどこでもTVが見たい――ワンセグチューナー徹底比較(第2回):最強モデルはどれだ!(2/2 ページ)
最強のワンセグチューナーを選び出す徹底比較特集。第二弾はアイ・オー・データ機器とバッファロー、そしてロジテック最新モデルの3製品だ。
ロッドアンテナを完全に収納できる「Dialive LDT-1S200U」
Dialive LDT-1S200Uは、本体に最長15センチのロッドアンテナを収納できるロジテックの最新チューナー。元祖ワンセグチューナー「LDT-1S100U」よりもアンテナ長が68ミリも伸び、より良好な受信環境で利用できるようになった。コネクタは本体のやや右よりに配置しており、ノートPCで横に並ぶUSBポートを潰さないように配慮している。また、クリップ式のUSB延長ケーブルを付属しており、PCに接続する際も、感度調整がやりやすくなった。USB端子からの張り出しが解消できるのは、屋外使用ではとても助かる。コネクタを本体に収納するギミックは踏襲せず、キャップを付属している点は残念だが、全体的に扱いやすいデザインに進化したと評価できるだろう。
TVソフトは標準で番組録画に対応。ただし、ワンセグEPGによる番組予約は使えず、今のところ視聴中の番組を保存する使い道しかない。そのほか、2カ国語放送と多重音声放送の音声切り替えに対応するなど、LDT-1S100Uに付属するTVソフトのアップデート版とほぼ同一の機能を備えている。コツはいるものの、テレビ画面の大きさを無段階で調整できるのはやはり便利だ。ほかのアプリケーションを操作中も、開いたスペースを最大限に活用できる。
選択の決め手は、機能と受信感度
第1回、第2回で試用した6製品だけをみても、各モデルで利用できる機能はばらつきが多い。購入を迷っている人なら、条件を絞り込みやすい状況といえるだろう。
しかし最良の選択をするためには、やはり受信感度の確認は欠かせない。ワンセグ対応機器が増え、地上デジタル放送推進協会(D-PA)も放送環境の向上を進めてはいるが、チューナーやアンテナの性能によって受信環境は大きく変わってくる。次の第3回では山手線に乗車して各チューナーの受信性能をチェックしていく。
関連記事
- いつでもどこでもTVが見たい――ワンセグチューナー徹底比較(第1回)
年末に続々と登場したワンセグチューナーから6モデルをピックアップして徹底比較。第一弾はロジテックとグリーンハウス、エスケイネットだ。 - 「ちょいテレ」で山手線を3周してみるテスト
録画対応のUSBワンセグチューナー「ちょいテレ」を入手したので、ノートPCを片手に山手線を3周して受信状況をチェックしてみた。ちょっと罰ゲームっぽい……。 - ロジテック、USBスティック型ワンセグレシーバー「LDT-1S100U」を録画対応に
ロジテックは、USBスティック型筐体を採用するワンセグTVチューナーユニット「LDT-1S100U」に機能を追加すると発表した。後日のアップグレードにより録画機能が利用可能となる。 - データ放送にも対応するPCカード型ワンセグチューナー――エスケイネット
エスケイネットは、PCカードスロット接続に対応するワンセグチューナーユニット「MonsterTV 1D」を発売する。 - バッファロー、録画にも対応したUSBワンセグチューナー発売
バッファローは、USBスティック型ワンセグチューナー「DH-ONE/U2」を発表した。EPG/iEPGを用いた番組録画をサポートする。動画ファイルのコピー/ムーブは不可。 - 手持ちのPCでワンセグ視聴ができるUSBスティック型“ワンセグレシーバー”発売――ロジテック
ロジテックは、業界初となるUSBスティックタイプのワンセグ放送対応TVチューナーユニット「LDT-1S100U」を発売する。 - アイ・オー、ワンセグのフル機能をサポートするUSBワンセグチューナー「SEG CLIP」
アイ・オー・データ機器は、USBスティク型ワンセグチューナー「SEG CLIP」を発売する。データ放送や字幕表示などもサポートされる。 - ロジテック、USBスティック型ワンセグチューナーの第2弾製品を発売
ロジテックは、USBスティック型のコンパクト筐体を採用したワンセグチューナー「LDT-1S200U」を発売する。新設計の回路とアンテナを採用、受信感度を向上させた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.