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5分で分かった気になる、1月のアキバ事情(3/3 ページ)

1月30日にWindows Vistaが発売され、アキバは新しい時代の幕開けを迎えた。CPUは“クアッド”をキーワードにIntelとAMDが新モデルをリリース。一方で、街から姿を消すショップも2店……。

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「PC-Success」が突然の閉店

Windows Vistaの深夜販売を行っていたPC-Success

 Windows Vistaの深夜販売から息もつかない1月末、1999年からアキバで激安ショップとして名を馳せたPC-Successが突如、店の扉を閉めた。債権者がショップや本社の周囲に集まる騒然とした状況が続いたが、31日に運営会社のサクセスが破産手続きの開始を申し立てていると報告。そのままPC-Successは閉店となった。PC-Successは1999年に設立し、有名ショップの元店長が集まって出店しただけに、当初から注目を集めていた。

 一方、同じく31日に“給水所”や“貸しチャリ”などのユニークなサービスで人気を集めたワンネスも閉店した(追記:在庫を売り切るまで閉店を延長)。ワンネスは2004年、コムサテライト3号店(COM/3)の跡地にPCパーツショップとして出店し、以降、同店の2階を使ってジャンクショップ「じゃんく屋わんねす」を開店するなど、精力的に営業を続けていた。2006年に町田ビルへ移転し、しばらくして「じゃんく屋わんねす」が閉店。以降1階でフラッシュメモリの専門店として展開していた。

2004年4月にオープンしたワンネス。当初はギガバイトやShuttleに強いショップとして評判だった(写真=左)。ワンネス(じゃんく屋わんねす)の名物だった“給水所”。冬にはホットのミネラルウォーターが飲めた(写真=中央)。閉店セールを行っている同店(写真=右)

 5年2カ月振りの新Windowsが登場した瞬間とほぼ時を同じくして、個性的なショップが2店姿を消した。2006年6月に閉店した俺コンハウスの跡地は、まんだらけが買い取っている。再開発の旗印の下、急速な変貌を遂げる秋葉原の影で、かつてアキバの代名詞だったPCパーツショップは転換期を迎えている。

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