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AMD、4コアOpteronの詳細を発表
4個のコアを搭載したクアッドコアOpteronは、現在出荷中のデュアルコアOpteronより40%〜70%程度性能が高いという。
米AMDは、2月11日から米サンフランシスコで開催されている半導体関連の国際学会「International Solid-State Circuits Conference」(ISSCC)で2月12日、4個のコアを搭載する4コアOpteron(コードネーム「Barcelona」)の詳細について説明した。
2個のデュアルコアプロセッサをパッケージングしたIntelの「クアッドコア(4コア)」製品と異なり、独立した4個のコアを搭載する、AMDが主張するところの「ネイティブ」なクアッドコアOpteronは、サーバおよびワークステーション向けの製品。AMDのラボで行ったテストでは、現在出荷中のデュアルコアOpteron搭載サーバと比較して、一部のデータベース製品では最高70%、浮動小数点演算では最高40%の性能向上が確認できたという。
PowerNow!技術により、各コアレベルで電力消費量を抑制。「Direct Connect Architecture」でマルチコア電源管理を行い、電源レベルを抑えている。
クアッドコアOpteronは2007年半ばに出荷開始の予定。
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AMDのBarcelonaは4個のコアを搭載した「ネイティブ」クアッドコアCPU、初期のテストではデュアルコアOpteronより40〜70%高い性能を示した。
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