年内中に新プラットフォームのアポロをリリース予定
アドビ システムズが2007年度第1四半期の決算を発表した。内容自体は3月23日に米国で発表された決算報告と共通で、詳細は下の表の通りだ。
発表会では同社最高経営責任者(CEO)のブルース・チゼン氏が、「2007年第1四半期は堅調に推移できた。アドビ最大規模のローンチであるAdobe Creative Suite 3(英語版)も昨日出荷できた」とし、「マクロメディアの買収から1年以上が経過したが、予想を上回る高いレベルで両者の製品を統合できた」と述べた。
年度別第1四半期の決算ハイライト(米ドル) | ||
---|---|---|
年度 | 2007 | 2006 |
売上高 | 6億4940万ドル | 6億5550万ドル |
営業利益 | 2億2250万ドル | 2億5240万ドル |
純利益 | 1億8230万ドル | 1億9750万ドル |
また、「先日リリースしたAdobe Media Playerはコードネーム“Apollo”(アポロ)ベースで開発されている。このApolloは将来のWeb技術、見た目を一新するソリューションであり、アドビにはさまざまなビジネスチャンスが転がっている」と述べ、「2007年度は売上高で15%の成長を目指しており、2ケタの成長を今後数年間続けられると確信している」とまとめた。
現在、α版が公開されているApolloのインストーラ画面(写真=左)。ランタイムをインストールするだけなので導入は容易だ。ApolloBookを使ったデモ画面(写真=中央)。本のページをめくるようにWebページを操作できる。公開されたばかりの「Adobe Media Player」
関連記事
- 対話型PDFで作業効率を大幅アップ――アドビ「Adobe Acrobat 8 Professional」
「Adobe Acrobat 8 Professional」はデータを直接入力できるPDFにより、さまざまな業務の効率化を図れる高機能なPDF作成ソフトだ。 - 50万人が使う“明るい暗室”「LIGHTROOM」が1.0へ
1年あまりの長い助走期間を経て、「LIGHTROOM」がついに完成する。アドビ システムズが1月30日に行った発表会では、新たに搭載される機能などの紹介が行われた。 - アドビ、Adobe Reader 8の無償提供を開始
アドビ システムズは、PDFリーダー「Adobe Reader 8」の無償提供を開始した。Windows版/Macintosh版を用意する。 - アドビ、Photoshop Elements/Premiere Elementsの無償体験版を提供開始
アドビ システムズは、Adobe Photoshop Elements 5.0日本語版およびAdobe Premiere Elements 3.0日本語版の無償体験版提供を開始した。有効期限は30日間。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.