ASUS次期主力マザー「Blitz」発見!──COMPUTEX TAIPEI 2007プレビュー(2/2 ページ)
COMPUTEX TAIPEI 2007まであと2週間。ASUSは日本の関係者にCOMPUTEXで展示を予定している未発表製品を紹介、“Striker”“COMMANDO”に続くR.O.G.マザーも登場した。
ASUSはIntel 3シリーズを搭載するマザーボードとして、R.O.G.シリーズのほかに「P5K」シリーズの7製品が登場させる予定だ。予定されているラインアップはハイエンドの「P5K3 Deluxe/WiFi-AP」「P5K Deluxe/WiFi-AP」「P5K-E /WiFi-AP」とエコノミークラスの「P5K」「P5KC」「P5K-V」「P5K-VM」で、「P5K-V」「P5K-VM」はIntel G33を、それ以外はIntel P35を搭載、ハイエンドラインアップはサウスブリッジにICH9Rを、それ以外はICH9を採用する。また、「P5K3 Deluxe/WiFi-AP」はメモリがDDR3に対応、「P5KC」はDDR3用メモリスロット2本とDDR2用メモリスロット4本を混載する(DDR3とDDR2は排他利用)。
micro ATXのP5K-VM以外はグラフィックスカード用のPCI Express X16スロットを2本搭載してCrossFireに対応する。PCIスロットもP5K-VM以外はすべて3本実装しているほか、eSATAインタフェースもハイエンドのP5K3 Deluxe/WiFi-AP、P5K Deluxe/WiFi-AP、P5K-E /WiFi-APで2つ、エコノミーの「P5K」「P5KC」「P5K-V」で1つ用意される。
P5Kシリーズでも、安定動作や使い勝手を向上するために厳選された機能が導入されている。従来のASUSマザーで採用されてきた「8フェーズ電源回路」「 Stack Cool2」(以上、ハイエンドラインアップのみ)「ヒートパイプクーラー」(P5K-VM以外)に加えて、マザーボード上のコンデンサはすべて「導電性高分子アルミ固体電解タイプ」が採用されている。
動作設定項目では、メモリクロックでCPUとメモリのクロック比率の選択肢を増やしてDDR3-1333やDDR2-1066に対応できるようにした「Super MemSpeedテクノロジー」やBIOSの設定項目を複数保存して、必要に応じて切り替えられる「O.C.Profile」、USBメモリにも対応したBIOS更新ツール「EZ Flash 2」、同じくUSBメモリに対応したBIOS復旧ツール「CrashFree BIOS 3」、CPUファンだけでなくケースファンにも対応する「Q-Fan 2」、拡張カードがスロットに正しくセットされていない場合にLEDが点灯して警告する「AI Slot Detector」などが導入される。
いずれも日本では正式発表前の製品であるが、Blitzファミリーは6月下旬、P5Kシリーズは6月上旬(P5KCだけ6月中旬)に出荷される予定。価格もオープンとされているが、実売価格はP5K3 Deluxe/WiFi-APが4万2000円前後。以下、P5K Deluxe/WiFi-APが3万7000円前後、P5K-E /WiFi-APが3万1000円前後、P5Kが2万4000円前後、P5KCが2万8000円前後、P5K-Vが2万7000円前後、P5K-VMが2万3000円前後になると見込まれている(“Blitz”ファミリーの実売価格はすべて未定)。
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