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“iPhone”は女性がハマる?──ブロガーたちのファーストインプレッション(1/2 ページ)

日本でも大きな注目を集めているAppleの「iPhone」。日本のブロガーたちは、iPhoneのどこを評価し、どこの改善を望んでいるのか。実機を試したブロガーたちのファーストインプレッションを聞いた。

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 7月4日、ブログ界の有名人が集まる月例イベント「Sblog Dinner」が開催され、ブログ事業者やアルファブロガーと呼ばれる著名ブロガーたちが集合した。この日のブログディナーの1番のトピックは、何と会場に3台も登場した「iPhone」。こだわり派のブロガーたちにファーストインプレッションを聞いた。

直感的な操作に感動

 ブログソフト、MovableTypeを日本語化し「ブログの神」との呼び名を持つシックスアパートの元最高技術責任者(現在はニューズ・ツー・ユー取締役)、平田大治氏が一番感銘を受けたのは、触り心地だ。

 「ユーザーの自然なフィーリングに合わせるように、UIに無駄とも言える遊びを作っているのはさすがだと思う」(平田氏)

 ブログ「いい感じ」のkwmr氏も同意見だ。

 「意外に小さくて薄くて、ただ、ちょっとずっしりして。ボタンの類が、徹底的に削られていて……なんと言っても、ユーザーインタフェースが素晴らしい。持ってる、触ってるだけで楽しくなる。満を持して出してきたAppleの決意みたいなものが伝わってきて、“うひぇー”って感じ」(kwmr氏)

 これは男性だけの意見ではない。不動産ポータルサイトHOME'Sの企画を担当している武岡恵さんも「直感で操作ができる!」と驚きを隠さない。

 いきなり手渡されたiPhoneで「たぶん、こうだろう」と思って行った操作が、その通りに反映されていく。

 「アドレスバーがあって、その下に何もページが表示されていない状態の画面だったので、アドレスバーをタッチする以外選択肢がなかったんですね。最初はとまどったのですが、その操作以外考えられなかったのでやってみたら操作できました」(武岡さん)

 文字入力もなかなか好印象だ。「女性は爪が伸びていることが多く、画面が小さいiPhoneで(ソフトウェア)キーボードがうまく使えるか気になっていた」というが、実際に使ってみると「文字の部分に触れると、その文字がバルーンのように大きく表示されるのが親切で分かりやすい。間違って隣のキーを触ってしまったときにも、指をずらせばきちんと正しいキーを入力できることに感動しました」と、使い勝手に満足したようだ。

Photo ブログ「dh memoranda」の著者、平田大治氏は、iPhoneのユーザーインタフェースの遊びの部分を評価しているようだ(左)。ブログ「いい感じ」のkwmr氏は「むだを徹底的に削ったユーザーインタフェース」に感銘を受けていた(右)

興味がなかった分、女性がハマりやすい

 武岡さんは「特別、新しいガジェット好きではない私のような一般の人にも使えるのがうれしいです」といい、これに同意する女性は多い。ブログ「yumiking Diary:ピヨピヨ」のmisakiさんも、前評判だけではまったく魅力を感じていなかったという。しかし、もの珍しさで実機を触ってみたところ、「一瞬で欲しくなりました(笑)」と、すっかりハマってしまった。

 「ガジェット、特に携帯って『ここの操作がもう少し楽だったら』とか『指の導線をまったく考えていない』とか小さいけど気になることって多いと思うんです。そういう小さなストレスをすべて解消してくれるなぁというのが触ってみて分かったことです。値段とかキャリアとかの問題点を抜きにして、使用感のみなら確実に欲しくなる」(武岡さん)

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