ニュース
進化した“至高のAVノート”は「REGZA」や「VALDIA」と連携――「Qosmio G40/97D」:2007年PC秋冬モデル
AVノートPCの代名詞とも言える「Qosmio」の最上位機は、フルHD液晶やHD DVD-Rドライブの搭載に加えて、2基の地デジチューナーを内蔵し、地デジの裏番組録画にも対応した。
東芝Qosmioシリーズの頂点に座る「Qosmio G40」シリーズは、従来の2モデル構成から1モデルへと縮小されている。夏モデルでSanta Rosaプラットフォームへとフルモデルチェンジしたばかりとあって、ハードウェアスペック的にはマイナーチェンジだ。
ただし、今回はノートPCでは初となる地上デジタルTVチューナーの2基構成になり、地デジ放送の2番組同時録画や、裏番組録画にも対応。また、液晶TV「REGZA」との連携機能“REGZAリンク”により、REGZAのリモコンを使ってHDMI経由でQosmio内の録画番組をREGZAで視聴できるようになった。このほか、VALDIA(A600/A300)に保存された番組をLAN経由でQosmioに表示することも可能になるなど、同社製AV機器との連携をより強めている。
基本スペックで見た夏モデル「Qosmio G40/97C」からの主な変更点は、メモリ容量が1Gバイトから2Gバイトへと強化された点のみ。もっとも、フラッグシップモデルとしてメモリ容量がやや物足りない部分だっただけに、弱点が補強された格好だ。なお、200万画素の内蔵Webカメラや指紋センサー、Felicaポートといった機能面は踏襲している。
Qosmioの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
Qosmio G40 | Qosmio G40/97D | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo T7300(2GHz) | 2Gバイト | 320Gバイト | Windows Vista Home Premium | 40万円前後 |
Qosmioの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
Qosmio G40 | Qosmio G40/97D | 17インチワイド | 1920×1200 | Intel PM965 Express | HD DVD-R | GeForce 8600M GT | 地上デジタル×2 | 約4.8キロ |
関連記事
- W地デジでAV機能を大幅強化――東芝「Qosmio/dynabook」シリーズ
全5シリーズ14モデルをラインアップした東芝の2007年秋冬モデルは、ノートPC初のW地デジや、HD DVDドライブ搭載機の拡充が見どころだ。 - 至高のAVノートPCを味わう――東芝「Qosmio G40/97C」 (1/2)
AVノートPCの代名詞とも言える、東芝「Qosmio」シリーズ。そのフラグシップを担う「Qosmio G40/97C」は、フルHD液晶とHD DVD-Rドライブを搭載した至高の地デジ対応機だ。 - モバイルPCに理想型があるなら、それは「RX1」かもしれない
東芝の意欲作「dynabook SS RX1」は、モバイルノートPCに求められる携帯性と使い勝手に徹底してこだわった製品だ。真昼の公園でモバイルを堪能してみた。 - 「22年の技術と英知を結集した」――東芝が世界最軽量の薄型モバイルPCを発表
東芝が新たに投入した「dynabook SS RX1」シリーズは、同社ノートPC史上で最もモバイルPCの理想型を追求したモデルだ。 - 東芝が放つモバイルPCの新顔「dynabook SS RX1」の中身をチェック
「dynabook SS RX1」は、数々の新技術を満載したモバイルPCの意欲作だ。早速、気になる中身を見ていこう。 - 64GバイトSSD+12.5時間駆動=968グラムの堅牢モバイルPC――dynabook SS RX1
東芝が新たに投入する「dynabook SS RX1」シリーズは、「軽量・スリム・長時間駆動」の3拍子がそろった「True Mobile」がコンセプトの意欲的なモバイルPCだ。 - 至高のAVノートPCがフルモデルチェンジ――Qosmio G40
地デジ/フルHD液晶/HD DVD-R――高級志向のAVノートPC「Qosmio G40」がインテルの最新プラットフォームを採用して生まれ変わった。 - 下位シリーズにも965チップセット×新ボディを投入――Qosmio F40
15.4インチワイド液晶を搭載したAVノートPC「Qosmio F40」も上位機のG40と同様、Intel 965チップセットと新デザインのボディを採用した。 - 真打ち登場 “Santa Rosa”な最高峰のQosmio
東芝のPC夏モデルに新世代Centrinoを採用した「Qosmio」シリーズが加わった。2シリーズ5モデルがラインアップされている。 - 「美しいVistaには美しいボディを」――Home Premium全面採用でデザインを一新した東芝dynabook/Qosmio
東芝は4月12日、ノートPC「dynabook/Qosmio」シリーズ7モデルを発表した。dynabook AX/TXが新デザインに生まれ変わり、スタンダードモデルを大幅に拡充している。 - そのボディは上質の黒――写真で見る「dynabook TX/67C」
装いを新たにブラックモデルが登場したdynabook TX。最上位モデル「dynabook TX/67C」のフォトレビューをお届けする。 - 15万円台の“プレミアム”ノートをねっとりと眺める――写真で見る「dynabook AX AX53/C」
全3機種にHome Premiumを採用し、実用的な性能を備えたうえで、さらに価格を下げてきた夏のdynabook AX。イイコトづくめのように思えるが、見ためはどうだろう? - 20万円で買える地デジノートPC――Qosmio F30/83C
東芝AVノートPCのミドルレンジを担うQosmio F30は、従来のボディを踏襲する1モデルのみが発表された。春に比べるとやや寂しい内容だが、コストパフォーマンスの高さは健在。 - 2色で展開する新スタンダードノート――dynabook TX
スペック的にはマイナーチェンジながら、新しいボディデザインに進化した「dynabook TX」。dynabook AXと同じシャーシを採用しつつ、高級感を演出する黒いモデルが登場した。 - “プレミアム”なワイドノートがエントリー価格で手に入る――dynabook AX
3モデルで展開されるdynabook AXは、すべてにHome Premiumを採用し、基本スペックが大幅に強化された。パールホワイトの新ボディにdynabookロゴが青く光る。 - HD DVD-Rドライブ搭載機を追加した高級志向AVノート――Qosmio G30
地上デジタル放送に対応し、17インチワイド液晶を搭載するAVノートPCのQosmio G30は、HD DVD-Rドライブ搭載機など2モデルを用意する。 - 全モデル地デジ対応になった主力AVノート――Qosmio F30
15.4インチワイド液晶を搭載したAVノートPCのQosmio F30は、全モデルが地上デジタル放送に対応した。OSはVista Home Premiumだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.