ハイビジョン伝送可能な“ロケフリ”「ロケフリHome HD」
ソニーが「ロケーションフリー」の新製品“ロケフリHome HD”「LF-W1HD」を発売。送受信機がセットになっており、導入するだけでハイビジョン映像のワイヤレス視聴環境が整う。
ソニーは9月5日、「ロケーションフリー」の新製品“ロケフリHome HD”「LF-W1HD」を12月1日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万円前後。
業界で初めて(同社)ハイビジョン映像のワイヤレス伝送を可能にした送受信機セット。送信機をリビングのレコーダーやデジタルチューナーに接続、受信機を寝室や書斎のテレビに接続すれば、その場でハイビジョン映像が楽しめる。
MPEG-4 AVCでエンコードされた最高1080iのハイビジョン映像を、2.4GHz帯(1/6/11ch)および5GHz(W52:36/40/44/48ch)の無線LANで送受信する。伝送距離の目安は約30メートル。送受信機がセットされているため、伝送に関する事前設定はほぼ不要だ。なお、送信機側にアプコンは備えていないため、入力されるソースがSDならばSDのまま伝送、表示される。
付属リモコンを利用して送信機側に接続されているレコーダーやCATVチューナーなどの操作も行える。リモコンスルー機能も搭載されており、受信機を通じ、レコーダーなどの付属リモコンで操作を行うことも可能だ。
送信機の入力インタフェースにはD4/コンポジット/アナログ音声を用意。AVマウス出力も備える。受信機の出力インタフェースには、HDMI/D4/コンポジット/アナログ音声をそれぞれ用意する。サイズは送受信機いずれも約135(幅)×208.3(高さ)×135(奥行き)ミリ(スタンド含む)、約1.2キロ(送受信機セット)。
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