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バッファローのUSBメモリにウイルスが混入

バッファロー製USBメモリの一部にトロイの木馬が混入している可能性がある。同社は該当製品の使用中止を呼びかけている。

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RUF2-FSシリーズ

 バッファローは10月10日、同社製USBメモリの一部にウイルスが混入している可能性があると発表した。混入の“可能性”があるのは、現在市場に出回っている186台のUSBメモリで、実際に該当する製品は「そのうちの10%ほど」(同社)と見られ、新品への交換で対応する。

 すでに該当製品のシリアル番号(製造番号)は特定できており、同社はユーザーに使用中止を呼びかけている。

 該当するのは、指紋認証モデルの「RUF2-FS512-W」(製造コード:07/09/11、シリアル番号:000001〜000360の一部)、「RUF2-FS1G-W」(製造コード:07/09/11、シリアル番号:000001〜000360の一部)、「RUF2-FS2G-W」(製造コード:07/09/11、シリアル番号:000001〜000120の一部)で、製品の本体裏側にある製造コードとシリアル番号から確認できる。また、これらが一致しても、同日公開されたRUF2-FSシリーズ ウィルスチェックプログラム Ver.1.00でウイルスが検出されなかった場合は問題はないとしている。

 混入したのは、オンラインゲームのIDとPASSWORDを取得するトロイの木馬型ウイルスで、「Trojan-PSW.Win32.OnlineGames.OCK」(ウイルスセキュリティ)、「TROJ_NSOM.UG」(ウイルスバスター)、「Trojan Horse」(ノートンアンチウイルス)、「Pccked.Win32.NsAnti.r」(F-Secure)、「NewMalware.bl」(McAfee)などの名称で検出される。

 シリアルの確認方法や問い合わせ先は、同社サイトで公開されている。

 同社広報によれば、今回の経緯について「根本的には調査中」としながらも、「USBメモリ内にセキュリティ機能のプログラムを格納する工程で(ウイルスが)混入した可能性がある」という。また、該当するのは9月から新規に製造を開始したロットだった。なお、社内の在庫検査では、該当ロットのうち約8%で混入が見られることから、実際に市場に出回っているのは15台ほどと推測している。現時点で被害の報告はない。

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