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「家電街としてのアキバを再び」――南秋葉原で石丸電気が生まれ変わる古田雄介のアキバPickUP!(1/4 ページ)

10月26日に、改装工事をしていた石丸電気グループが全店オープンを果たした。アキバ南部に点在する赤い看板には、家電ショップとしての自負が込められている。

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ニュー石丸電気が全11店舗で「アキバを変える。」

「石丸が変わる。アキバを変える。」を合い言葉に、石丸電気がリニューアル

 9月中旬から、秋葉原地区の石丸電気各店が改装工事に入り、10月9日に「生活家電館」と「パソコン館」、26日には「秋葉原本店」など全11店舗のリニューアルを終えた。11月11日まで、連日グランドオープンセールを各店舗で行っている。

 石丸電気はJR秋葉原駅の南側を中心に店舗を構えており、今回のリニューアルで旧「駅前店」が「パソコン館」に、旧「パソコン本館」が「ゲーム・ホビー館」に変更されるなど、店舗構成に若干の改変がなされた。

 ワンストップで家電全般がそろえられる「秋葉原本店」を中心に据え、各分野の専門店を周囲に配置する店舗構成は、9月に始動した「ソフマップタウン」とよく似ている。

 石丸電気の店員さんも「ソフマップタウンを意識していないといえば嘘になります。ただ、あちらはPCショップを核にしていますが、ウチはあくまで家電ショップ。秋葉原本店も、(もっとも重要なフロアといえる)1階に家電を並べていますし、サポートの仕方や各種サービスにも自然と違いが出てくると思います」と話す。

 秋葉原における家電ショップは、ナカウラ本店やサトームセン本店が閉店し、ロケットグループは店舗を統廃合して規模を縮小するなど、最近は衰退傾向にあると捉える向きも多い。石丸電気はその傾向を認めつつ、「だからこそ、我々が家電を盛り上げていかないとなりません。今回のリニューアルで、家電街としての“アキバが変わる”と思っています」と熱く語った。

 明神通り周辺を境に、北側に青いソフマップの看板が広がり、南側には石丸電気の赤い電飾が目立つ。大型ショップが同時期にリニューアルしたことで、いまのアキバは、街を代表する産業の勢力分布が、図らずとも際だっている。

石丸電気 秋葉原本店(写真=左)。JR秋葉原駅前にあるパソコン館(写真=中央)。新しい石丸電気のマップ(写真=右)

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