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“中途半端な価格帯”でも「新しい88GTS」が売れる理由古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

新型コアを採用したNVIDIAの「GeForce 8800 GTS」搭載カードが各社から発売されている。売り切れ多発の好調な滑り出しだが、どんな人々が買っているのだろうか?

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abeeが電源ユニットの限定モデルを投入――通常版との違いはハコと価格

コルセア「VX550」

 高性能なグラフィックスカードが人気を得ているのと関係してか、高品質をうたう電源ユニットも注目されている。先週登場したコルセアの定格550ワット電源「VX550」は、1万3000円前後の価格ながら好調に売れているという。

 ある店員さんは「いまは1万円以下で750ワット程度の電源まで買えますが、電源ユニットは完全に“安かろう悪かろう”の世界。ほかのパーツを犠牲にしたくないなら、多少高くても信頼性の高いメーカーを選ぶのが正しいですね。ようやくその考えが浸透してきたと感じています」と語った。

 ただ、先週は例外的に“安かろう良かろう”の製品も登場している。abeeの「AS Power Silentist S-650EB-F」で、価格は1万4000円弱。在庫は潤沢だ。「限定1000台の生産らしいです」(フェイス パーツ館)という初回限定モデルで、パッケージには「価格還元 2007年謝恩特別パッケージ」と記載されている。

 S-650EB-Fは、静音性の高い「AS Power Silentist」シリーズの定格650ワットモデル。内部コネクタが着脱式となっており、12ボルト出力が常に最大40アンペアとなっているのも特徴だ。同時に入荷した通常版「S-650EB」と仕様はまったく同じだが、パッケージが半分程度に小さくなっており、価格も2000円ほど安い。

 ツートップ秋葉原本店は「多少高性能なグラフィックスカードを挿すなら、将来の増設も考えて650ワット電源を選ぶのがお勧めです。なかでもabee製品は品質が安定して高いので安心ですね。裏事情なしに2000円安く買える限定版は絶対買いですよ。abeeはたまにこういうことしてくれるから、うれしいですね」と、今年7月にリリースされた限定特価モデル「AS Power SD-500ELE」を思い出していた。

abee「AS Power Silentist S-650EB-F」(写真=左)。下の通常版に比べて、半分程度の大きさのパッケージを採用している(写真=中央)。今年7月にabee創立3周年を記念して製造された、限定1999台の定格500ワット電源「AS Power SD-500ELE」(写真=右)

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