高速電脳の閉店で各ショップが考えること：古田雄介のアキバPickUP！（3/4 ページ）

新製品が少ない旧正月シーズンに突入したこともあり、電気街の話題は高速電脳閉店のニュースが中心。しかし、意気消沈しないところがアキバの強いところ！

[古田雄介＆ITmedia アキバ取材班，ITmedia]

AMD純正のRADEON HD 3870X2搭載カードが登場

AMD「HD3870 X2 1G GDDR3」

　RADEON HD 3870X2搭載カードはAMD発表前の先週から出回っているが、先週の木曜日にはAMD純正の「HD3870 X2 1G GDDR3」が登場した。価格は6万3000円から7万円で、在庫は少数だ。

　HD3870 X2 1G GDDR3は、PCI Express x16タイプのグラフィックスカードで、1GバイトのDDR3メモリと2基のRADEON HD 3870を搭載している。Sapphire「HD3870 X2 1G DDR3」などと同様にリファレンスデザインを採用しており、2スロット占有型のクーラーを搭載する。

　AMD（ATI）のグラフィックスカードといえば、Sapphireが純正同様の扱いを受けている。真の純正品が登場した現在も、その人気は不動のようだ。

　クレバリー1号店は「AMD純正品もSapphireが作っていますから、リファレンスデザインならクオリティもまったく同じでしょう。AMD純正品のほうが遅れて出荷される場合が多いので、ファンの仕様が変わっていることもありますが、今回はそういうこともないようです。そうなると、価格が3000円程度安いSapphire製のほうが人気になるわけです」という。

　なお、HD3870 X2 1G GDDR3は、背面に「ATI純正品」と明記してある。通常のケースに装着すると上側になるので、純正品をアピールしたい人は要チェックだ。

HD3870 X2 1G GDDR3の基板。クーラー部分にイラストがプリントされていないが、Sapphire製とほど同じデザインだ（写真＝左／中央）。裏側には大きく「ATI純正品」の文字（写真＝右）