オレのVAIOはオレが作る!──ソニースタイル購入ガイド(大画面ノート編):直販ノートPCの選び方(3/3 ページ)
量販店の店頭でも多彩なラインアップを展開するVAIOシリーズ。直販モデルだとさらに豊富な選択肢があるって、知ってた?
まさにフラッグシップの高性能AVノート「type A」
ちょっとしたデスクトップPCが足元にも及ばないパフォーマンスを備え、地上デジタルTVチューナーや17インチワイド液晶ディスプレイを搭載、Blu-ray Discドライブも内蔵と欲張りたいならば、最上位モデルの「type A」で決まりだ。
この春モデルでは、従来製品と比較して省電力とパフォーマンス向上を両立させた45ナノ世代の新型Core 2 Duo(開発コード名:Penryn)が採用され、GPUにはNVIDIA GeForce 8600M GT、HDDはRAID 0対応で最大320Gバイト×2基が選べるなど、3Dゲームや動画編集もバリバリこなせるスペックに仕上げることが可能だ。もちろん、HDMI端子も標準装備となっている。ソフトウェア面では、OSの選択肢にWindows Vista Ultimateが用意され、VAIOオーナーメードモデルではないが、Photoshop Elements 6/Premiere Elements 4/Photoshop Lightroomがプリインストールされたモデルも選べる。
VAIOオーナーメードモデルの選択肢は豪華絢爛(けんらん)だが、液晶ディスプレイは1920×1200ドット表示対応だけでなく1440×900ドット表示が選べたり(パネルサイズの変更は不可)、Blu-ray DiscドライブはDVDスーパーマルチドライブやBD-ROM対応ドライブに変更できるなど、スペックを落とすことで最小構成価格ならば20万4800円で購入可能だ。とはいえ、type Aを買うならば「フラッグシップAVノート」の名にふさわしい仕様でこそ手にしたいところだ。
ビジネス用途を視野に入れるならばWindows XPも選べる「type BX」
Microsoft Officeなどのオフィスアプリケーションや業務用アプリケーションを中心に利用するならば、OSのBTOオプションでWindows Vista BusinessだけでなくWindows XP Professional(SP2)が選べる「type BX」を選択したい。Windows Vista非対応のアプリケーションを使っている場合や、Windows Vistaに移行するのはまだ早いと考えているユーザーにとってはWindows XPが選べるのは朗報と言えるだろう。
強固なセキュリティ機能を備えているのもtype BXの特徴だ。TPMセキュリティチップの内蔵により、パワーオン・パスワード、HDDパスワードなどで情報漏えいを防げるほか、指紋センサーやFeliCaポートの搭載で認証作業が容易に行える。加えて、落下時などにHDDの破損を防ぐHDDプロテクション機能の装備や、最近ではメッキリ少なくなったマルチファンクションベイを備えて光学ドライブやセカンドHDDを用途に応じて着脱できたり、豊富な拡張端子を備えたドッキングステーションがオプションにあるなど、ビジネスシーンで重宝する機能もきちんと押さえている。細かいところでは、スティックポインタとタッチパッドのデュアルポインティングデバイスを実装しているのも見逃せない。
多彩な液晶ディスプレイの選択肢も魅力の1つで、15.4インチワイド(1280×800ドット)/14.1インチスクエア(1400×1050ドット)/14.1インチスクエア(1024×768ドット)から選択できる。また、GPUにATI Mobility Radeon HD2300を選べたり、4Gバイトのメモリを選んだりして、よりハイスペックなモデルに仕上げることも可能だ。
Windows XP搭載の最小構成モデルが9万9800円と安価で、type BXは個人向けだけでなく法人向けとしてもラインアップされ、売り掛け(後払い)購入やPC買い替え時に古いPCのHDDデータを消去してくれる資産売却支援サービス、出張修理サービス(有償)など、かゆいところに手が届くメニューが用意されている。
駆け足となったが、VAIOノートシリーズのVAIOオーナーメードモデルのうち、「大画面ノート」に属する5モデルを見てきた。次回は「モバイルノート」に分類されるモデルをチェックする。
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