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Adobe、デジタル映画の統一RAWフォーマット策定へ

デジタル写真の統一RAWフォーマットを作ったAdobeが、今度はデジタル映画のフォーマット統一に乗り出す。

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 米Adobe Systemsは4月14日、デジタル映画ファイルの統一フォーマット「CinemaDNG」の策定を目指すイニシアチブを発表した。

 このイニシアチブは、デジタル映画のオープンな統一RAWフォーマットを策定することで、デジタル映画制作を合理化し、データのアーカイブや交換を容易にすることを目指す。Adobeは過去にデジタル写真ファイルの統一RAWフォーマット「Digital Negative Specification(DNG)」を策定しており、その成功をデジタルシネマにも持ち込みたいという。

 Adobeは、デジタル映画の制作には複数のベンダーが参加するため、ベンダー固有の異なるRAWフォーマットを使うと、コスト引き下げや作業時間短縮といったデジタル映画のメリットが失われる可能性があると指摘する。制作過程のどこでも使えるオープンな統一フォーマットを策定することで、そうした問題を解決するとしている。

 CinemaDNG策定には、カメラメーカーのPanavisionやSilicon Imaging、ソフトベンダーのIridasやコーデックを提供するCineFormなどの企業が協力する。

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