ソースネクストから“ZERO仕様”のホームページ作成ソフトが登場:4つの“ZERO”で100億円をめざす
ソースネクストは、“ZEROシリーズ”第4弾のWebページ作成ツール「ホームページZERO」を発表した。同社によれば、ホームページを作成している個人ユーザーは国内に650万人もいるらしい。
ソースネクストは4月21日、ホームページ作成ソフト「ホームページZERO」を発表した。同製品は「ウイルスセキュリティZERO」「携快電話ZERO」「筆王ZERO」に続く、ZEROシリーズの第4弾で、機能のバージョンアップを継続的に(対応OSの公式サポート期間終了まで)無料で行えるのが特徴。5月21日より販売する。
製品発表会の冒頭に登壇したソースネクスト代表取締役社長の松田憲幸氏は、2003年から販売本数シェアで1位を独走する同社が、「特に2006年から2007年までに8%以上シェアを伸ばし、売上金額シェアでもマイクロソフトに次ぐ2位に躍進した」と、その原動力となったZEROシリーズの好調ぶりを報告。今回リリースしたホームページZEROについては、「(昨今は)ブログと言われるが、調べてみたら11人に1人がホームページを作成しているという結果になった。このうち約7割の人が月に1回以上ホームページを更新し、9割以上のユーザーが今後も続けると回答している。ホームページにも広いマーケットが存在することが分かった」と製品化の背景を説明した。
同社によると、既存のホームページ作成ソフトウェアに対する不満点では、テンプレートや素材の不足によるデザイン性の低さと、操作の難しさが上位を占めているという。このため、ホームページZEROでは、4つの簡単なステップでサイト作成を行えるようにし、素材やテンプレートも3万点以上を収録した。
製品説明を担当した同社経営企画室執行役員の小嶋智彰氏は、スタートアップウィザードの手順にそって、500種類のテンプレートからサイトデザインのイメージを決定し、実際にページを作成していく様子をデモしながら「従来のソフトでは1つのテンプレートに対して、ページのレイアウトも固定されているケースが多かったが、(ZEROは)スタイルシートベースになっているため、(レイアウトを固定したまま)簡単にデザインを変更できる。方法も好みのスタイルをドラッグ&ドロップするだけ」と、扱いやすいユーザーインタフェースをアピールした。
また小嶋氏は、Amazonアソシエイト・プログラムや楽天アフィリエイトとの連携機能、Googleガジェットのページ挿入機能などを特徴として挙げたほか、将来的には動画共有サービスやドロップシッピングなどの新しいトレンドにも対応していくと述べ、「変化の早いインターネットでは、今後我々がまったく知らないようなサービスがどんどん生まれていくだろう。(ホームページZEROは)そういった新しいサービスに対応していくのにふさわしい形態だと思う」と、機能を無償でバージョンアップできる“ZERO仕様”のメリットを強調した。
ホームページZEROの価格は、通常版が9800円、乗り換え版と学割版が6980円。これらのパッケージにFLASHアニメ作成ソフト「Web Effect」をバンドルしたプレミアムパックがそれぞれ、1万2800円(通常版)と9800円(乗り換え版/学割版)で販売される。「販売目標はホームページ作成ソフトでシェア1位、50%以上は獲得したい。4つの“ZEROシリーズ”で100億円の売り上げをめざす」(松田氏)
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