検索
レビュー

写真で予習するX58マザー(その4)──ゲーマーもクロッカーも満足のASUS「Rampage II Extreme」イマドキのイタモノ(2/2 ページ)

Intel X58 Expressマザーが各ベンダーから発表されている。そこで「予習」として“外観”から機能をチェックする。第4弾は遊べる機能満載の「R.O.G.」のマザーだ。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

DDR3-1800まで対応可能。3-wayは16+8+8

 Rampage II Extremeのメモリスロットは、これまで紹介してきたIntel X58 Extreme搭載マザーボードと同様に6本が用意されている。 トリプルチャネルメモリアクセスに対応しており、3本ずつ1本おきのスロットに差すことによって、高速メモリアクセスができる。DDR3の1066、1333、1600、1800MHzに対応と、かなりの高クロックでも動作してくれる。最大搭載容量は12Gバイトとなっており、すでに紹介したASUSの「P6T Deluxe」と同じように少なめだ。

 サウスブリッジは、ICH10RでRAID機能をサポートする。ICH10/10Rは、Intel 4シリーズのチップセットでも使われていたもので、6ポートのSerial ATAが利用できる。Rampage II Extremeでは、Pallarel ATA/Serial ATAコントローラとしてJMicronの「JMB363」を搭載しており、内蔵用Serial ATAを1つと、eSATAポートの1つを制御している。

 Rampage II Extremeの拡張スロットは、PCI Express x16が3本、PCI Express x1が2本、PCIが1本となっている。PCI Express x1の黒いスロットは、付属のサウンドカードSupreme FXによって使用される。

 3本あるPCI Express x16スロットは、CrossFireに対応するほか、NVIDIA SLIにも対応しており、16レーン+16レーン、または、16レーン+8レーン+8レーンというモードで動作可能だ。マルチGPU環境で使うブリッジコネクタも2種類が付属しているが、その1つは3枚のグラフィックスカードを使った3-way SLIに対応している。

チップセットとVRMのヒートシンクは、ヒートパイプで接続されている。純正は水冷に対応していないがサードパーティの水冷ジャケットが利用できる。R.O.G.ロゴの下にも基板があり、チップセット用の電源回路が搭載されている(写真=左)。サウスブリッジにも大型のヒートシンクが装着されている。ヒートシンク上部に、メモリ用電源回路と、富士通製のマルチレイヤータイプポリマーコンデンサが見える(写真=右)

トリプルチャネルのメモリアクセスに対応した6本のメモリスロット。最大12Gバイトのメモリが搭載可能だ。ASUSはオーバークロック設定でDDR3-1800まで独自に対応している(写真=左)。PCI Express x16を3本備える拡張スロット。Cross FireおよびNVIDIA SLIに対応しており、16レーン+16レーン、または、16レーン+8レーン+8レーンとして利用できる(写真=右)

Serial ATAはICH10Rが制御する6ポートとJMB363が制御する1ポートの、合計7ポートが用意されている。ICH10Rが制御している青いポートはRAID 0、1、5、10に対応する(写真=左)。基板にある黒いSerial ATAとバックパネルにあるeSATA、そしてParallel ATAを制御するJMicronの 「JMB363」(写真=右)

ノイズに強い「SupremeFX X-Fi」も当然付属

 ネットワークコントローラは、Marvellの「8838056」を2個搭載しており、2系統のギガビットLANが使用できる。また、2つのネットワークをひとつの機器と接続し、取り高い転送速度を実現する「Teaming機能」にも対応する。

 付属のサウンドカードは、R.O.G.シリーズではおなじみとなった、クリエイティブメディアの「SupremeFX X-Fi」だ。PCI Express x1接続で、基板がシールドされたノイズに強い構造となっている。

ギガビットLANのコントローラとして、Marvellの88E8056を2つ搭載している。2系統のギガビットLANを利用できるだけでなく、2つを一緒に使って高速転送が可能になる「Teaming」機能に対応している(写真=左)。IEEE1394コントローラは定番といえるVIAのVT6308を搭載する(写真=右)

Rampage II Extremeのサウンド機能はPCI Expressに接続するSupremeFX X-Fiを利用する。シールド機構で外界からのノイズを遮断する(写真=左)。マザーボード本体ではサウンド機能を実現していない(外付けのサウンドカードを使用する)ため、パックパネルのレイアウトはすっきりしている。中央に配置されているのはCMOSクリアスイッチだ(写真=右)

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る