Intel X58 Express搭載マザーボードが主要メーカーから登場
ASUSTeK、MSI、GIGABYTEの各社がCore i7に対応したInte X58 Express搭載マザーボードを発表した。
ASUSTeKは、Intel X58 Express搭載マザーボード5機種を一気に発表、出荷を開始した。「Rampage II Extreme」は、オーバークロック性能に特化したプロ仕様のハイエンドモデル。電源回路をCPU用に合計19フェーズ、チップセット用に3フェーズ、メモリ用に3フェーズ搭載し、オーバークロック時の安定性を強化している。メモリ搭載量は最大12Gバイト。拡張スロットは、PCI Express x16を3基、PCI Express x1を2基、PCIを2基搭載する。HDD用インタフェースには7基のSerial ATAとIDEを装備する。予想価格は4万7000前後だ(関連記事:写真で予習するX58マザー(その4)──ゲーマーもクロッカーも満足のASUS「Rampage II Extreme」)。
「P6T Deluxe」は、通常のPCからゲーミングPCまで多くの用途に対応するモデルだ。CPUとメモリ間の配線を最短で結ぶレイアウトやCPUクーラーのエアフローを妨げないチップセットクーラーなどを搭載する。メモリ搭載量は最大12Gバイト。拡張スロットはPCI Express X16が3基、PCI Express X4が1基、PCIが2基。HDD用インタフェースは、Serial ATAが6基、SASが2基、IDEが1基。予想価格は4万円前後になる見込み。また、P6T DeluxeにUSB接続のハードウェアモニタを付属した「P6T Deluxe/OC Palm」も発表されている。スペックはP6T Deluxeとほぼ共通で、こちらの予想価格は4万5000円だ(関連記事:写真で予習するX58マザー(その1)──機能充実のASUS「P6T Deluxe」)。
「P6T6 WS Revolution」は、PCI Express x16を6基搭載し、同時に6枚のグラフィックスカードを装着可能なワークステーション用モデル。NVIDIA nForce 200チップの搭載により16レーンのPCI Express x16を3基利用可能で、3Way SLIのパフォーマンスを最大に引き出せる。メモリ搭載量は最大24Gバイト。6基のSerial ATAと2基のSASを搭載する。価格は5万円前後が予想される。
「P6T WS Professional」は、PCI-Xスロットを2基搭載したワークステーション用マザーボード。高性能RAIDカードやSCSIカードなど、さまざまなハイエンド拡張カードを搭載できる。メモリ搭載量は最大24Gバイト。拡張スロットには6基のSerial ATAと2基のSASを搭載。予想価格は4万0000円前後となっている。
また、GIGABYTE製品を扱うリンクス インターナショナルとエムエスアイコンピュータジャパンからも、それぞれIntel X58 Express搭載マザーボードが発表されている(関連記事:GIGABYTE、Core i7対応マザーボード2製品を発表、MSI、3Way SLI対応モデルなどIntel X58 Express搭載マザーボード2機種)。
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