オンキヨー、オーディオに特化したNettop「HDC-1L」発表
オンキヨーは12月2日に、Atom 230を搭載したNettop「SOTEC HDC-1L」を発表した。出荷開始は12月3日から。本体のみの実売予想価格は5万9800円。
SOTEC HDC-1L(HDC-1L)は、オンキヨーのオーディオPCとして販売されている「HDC-1.0」とほぼ共通のデザインとサイズのボディにAtom 230とIntel 945GC Expressを搭載してNettopとすることで、従来より価格を抑えたオンキヨー製オーディオPCとして登場した。
オンキヨーとソーテックの合併によって両社が扱ってきたPCラインアップとブランドが再構成され、オーディオPCはONKYOブランドとして投入されることになっているが、HDC-1LがSOTECブランドとして登場した理由について、オンキヨーは「価格を抑えたNettopとして登場することで、ハイエンドのONKYOブランドとは異なるポジションとなるため」と説明している。
CPUやチップセットをはじめ、メモリはDDR2-800(動作はDDR2-533)を1Gバイト、HDD容量は160Gバイト、有線LANは100BASE-TX対応と、PCの基本スペックはすでに登場しているNettopと共通だが、HDC-1Lはボディに刻印された「Powered by ONKYO」が示すように、オンキヨーの技術をNettopに導入することで、これまでのNettopとは異なる、「オーディオ」に特化した性能を有しているのが特徴だ。
そのために、内蔵する光学ドライブはスロットインタイプのDVDスーパーマルチを採用し、ドライブをマウントするベイユニットや内部に1つだけ用意されたクーラーファンの固定には、ラバーやフェルトを使って制振と消音を実現、また、電源ユニットはボディの外に設けたACアダプタを利用するなど、静音性能の向上が図られているほか、RとLで独立した2ch DACを採用することで高品質とSN比120デシベルを実現したバーブラウン製のサウンドボードを実装している。
HDC-1Lのラインアップには3パターンの構成が用意されている。1つは本体のみの「HDC-1L」で、実売予想価格は5万9800円。2つ目はオンキヨーのハイエンドスピーカーを組み合わせた「HDC-1LGX」で、実売予想価格は7万4800円。3つ目はHDC-1LGXに19型ワイド液晶ディスプレイを組み合わせた「HDC-1LGX/19W1」で、実売予想価格は9万9800円。いずれも12月3日から出荷される。
HDC-1L | 主要スペック |
---|---|
OS | Windows XP Home Edition (SP3) |
CPU | Atom 230(1.6GHz) |
チップセット | Intel 945GC Express |
メモリ | 1Gバイト/DDR2-533動作 |
HDD | 160Gバイト/2.5インチ5400rpm |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
グラフィックス | GMA 950 |
有線LAN | 100BASE-TX/10BASE-T |
インタフェース | USB 2.0×(2+4)、アナログRGB、パラレル、シリアル、PS/2×2、ライン出力(RCA) |
サイズ | 205(幅)×92.5(高さ)×240(奥行き)ミリ |
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