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「名脇役ではない。主役だ!」――最近のアキバで自己主張が強いパーツたち古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

週末のアキバではCore i7とX58マザーが脚光を浴びていたが、CPUとマザーだけにこだわっても理想のマシンを組むのは難しい。そんなことを気付かせる個性派の脇役たちを紹介しよう。

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「メモリでどうにか遊びたいという人が増えてるかも」――最近“熱く”なってきたメモリ関連パーツ

GeIL「CYCLONE」

 関連アイテムのラインアップが最近増えているのがメモリだ。TSUKUMO eX.は「メモリの値下がりが顕著ですが、32ビットOSを使っている限り、普通は3Gバイト程度までしか使えません。メモリ用の冷却パーツが増えてきたのは、そのもどかしさを解消したいというニーズからなのかも。いや、違うか……」と話していた。

 先週登場したのは、GeILのメモリクーラー「CYCLONE」だ。メモリスロット2基を挟んで固定する仕様で、温度やファンの回転数が羽根に浮き上がって表示される5センチファンを上部に搭載しているのが特徴だ。価格は3500円前後で、在庫は潤沢。各ショップで注目を集めているとのことだが、「冷却したいというより、面白い光モノが欲しいといった需要から注目されているんでしょう」(TSUKUMO eX.)とのこと。

 さらに高度な遊び方を提供するメモリ関連ツールも発売されている。T-ZONE.PC DIY SHOPが独占販売する「SPD PROGRAMMER」で、価格は1万9800円。SPD PROGRAMMERは、メモリモジュールのSPD情報を解析し、書き換えることができるツールだ。解析と編集用のメモリスロットとSPD編集ソフトを同梱している。SPDとはメモリに関する情報を記録したモジュールで、製造元やレイテンシの仕様、ECCの有無などの情報が収納されている。これをSPD PROGRAMMERによって書き換えることで、本来と異なるスペックのメモリに改造できる可能性があるのだ。

 T-ZONE.PC DIY SHOPは早くからこの製品に目をつけており、2007年10月には試用版のデモを公開していた。当初は発売できる可能性を手探りしていた状況だったが、1年以上経過して、ようやく販売にこぎつけた。同ショップは「デモを公開したときに反響が大きくて、どうにか単体発売できないかと検討していました。もう忘れた人もいるかもしれませんが、1年前より今のほうがメモリが買いやすいので、是非試してみてください。もちろん、自己責任ですよ」と語っていた。

「SPD PROGRAMMER」の発売を告知するT-ZONE.PC DIY SHOPのPOP(写真=左)。センチュリーマイクロ「SPD PROGRAMMER」(写真=中央)。2007年10月に公開した試用版による、SPD解析と書き換えの画面(写真=右)

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