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性能とデザインを自分色に染められるデルの「Studio 15」で年を越す魅惑的なアートの群れ(3/3 ページ)

スタイリッシュなデザインにHDMI出力端子を搭載し、豊富なデザイン天板を備えた異色のノートPC「Dell Studio 15」の新モデルを徹底解剖した。

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パフォーマンスだけでなく静音性も良好

 最後に評価機のパフォーマンスを見てみよう。今回はIntel GMA 4500MHDとATI Mobility Radeon HD 3450を備えた2台の評価機を借りられたので、それぞれのスコアを比較してみた。なお、グラフィックス機能以外の仕様は、CPUがCore 2 Duo P8400(2.26GHz)、2Gバイトメモリ(1Gバイト×2)、160GバイトのHDD、1280×800ドット表示の液晶ディスプレイとなっている。

 Windowsエクスペリエンスインデックスの基本スコアは、Intel GMA 4500MHD機が3.8、ATI Mobility Radeon HD 3450機が4.0で、いずれもゲーム用グラフィックスが最も低いサブスコアとなる。プロセッサやメモリ(RAM)、プライマリハードディスクのサブスコアはいずれも5.0を上回っており、Windows Vistaが快適に操作できるだけでなく、一般的なエンターテイメント用途でも十分通用するレベルのパフォーマンスを備えていることが分かる。

ATI Mobility Radeon HD 3450搭載機(写真=左)と、Intel GMA 4500MHD搭載機(写真=右)のWindowsエクスペリエンスインデックス画面

 PCMark05のスコアはそれぞれ4575、4888と良好だが、その一方で3DMark06のスコアはあまり振るわず、ATI Mobility Radeon HD 3450搭載機でも1821、Intel GMA 4500MHD搭載機では1009と、積極的に3Dゲームを楽しみたい層にとっては少々パフォーマンスに物足りなさを感じることもあるだろう。

 なお、気になる騒音に付いては、システムが高負荷になっても耳障りな風切り音が発生せず、生活騒音がある場所ではまったく気づかないレベルにある。静まりかえった図書館や寝室でも気になることはまずなく、静音性の高さに関しては優秀といえる。


CPU-Z 1.49の画面

GPU-Z 0.3.0の画面(Mobility Radeon HD 3450搭載機)

GPU-Z 0.3.0の画面(Intel GMA 4500MHD搭載機)


PCMark05の結果

3DMark06の結果

FF XIベンチ3の結果


 Studio 15は、ベンチマークテストの結果が示すとおり、ストイックに基本性能を追求していくタイプのハイエンドマシンではない。しかし、豊富なマルチメディア関連のBTOオプションをそろえ、お得なパッケージモデル(Core 2 Duo P8400、4Gバイトメモリ、250GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブ、ATI Mobility Radeon HD 3450、1280×800ドット液晶、Windows Vista Home Premium)では10万円を切る9万4980円と抜群のコストパフォーマンスを誇る。使い勝手のよさや機能面を重視した製品を必要とするユーザーにはぴったりの製品であり、バラエティ豊かなカラーバリエーションやデザイン天板、ドロップヒンジを採用したボディデザイン、上品なイルミネーションなど、ほかとは一味異なるモデルを求めている向きにも注目の1台といえそうだ。

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