長時間録画が可能になったテレビのとなりの“丸いVAIO”――テレビサイドPC「TP1」:2009年PC春モデル
ソニーのテレビサイドPC「TP1」がVAIO AVCトランスコーダーを内蔵。1Tバイトへ倍増したHDDに地デジ放送の長時間録画可能になった。
ソニーは1月6日、テレビサイドPC「TP1」シリーズの新モデル「VGX-TP1GX/B」を発表した。発売日は1月10日で、実売価格は20万円前後が予想されている。
TP1はテレビと接続して使うことを想定した円形の小型PC。2基の内蔵地デジチューナーをはじめ、Core 2 Duo T8100(2.1GHz)や2Gバイトメモリ、Blu-ray Discドライブといった基本スペックは、2008年の夏に登場した「VGX-TP1DQ/B」を引き継いでいるが、HDD容量を500Gバイトから1Tバイトに倍増し、新たにVAIO AVCトランスコーダ−を内蔵。これによりハイビジョン映像をAVC圧縮し、より長時間録画できるようになった。
インタフェースは、メモリースティックPRO対応スロットとSDメモリーカード(SDHC)対応スロット、100BASE-TX有線LANおよびIEEE802.11b/g無線LANのネットワーク機能、HDMI/DVI-D/アナログRGB出力、光デジタル音声出力などを搭載。FeliCaポートを内蔵したワイヤレスキーボードも付属する。本体サイズは 270(幅)×270(奥行き)×91(高さ)ミリ、重さは約3.5キロ。
OSには32ビット版のWindows Vista Home Premium(SP1)を採用し、デジタル放送の録画ソフトウェアとして「Giga Pocket Digital」、DLNA対応ホームサーバ/クライアントソフトとして「VAIO Media plus」がプリインストールされる。
なお、直販のCTOツリーには、Core 2 Duo T9300(2.5GHz)などの高性能なパーツが用意されているほか、カラーバリエーションとしてブラックとホワイトを選択できる。また、店頭モデルでは付属しないMicrosoft Office 2007(Professional/with PowerPoint 2007/Personal)なども選択可能だ。
テレビサイドPC「TP1」の概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
テレビサイドPC | VGX-TP1GX/B | セパレート型 | マイナーチェンジ | Core 2 Duo T8100(2.1GHz) | 2048MB(DDR2) | 1TB | Home Premium(SP1) | 20万円前後 |
テレビサイドPC「TP1」の概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
テレビサイドPC | VGX-TP1GX/B | − | − | Intel PM965 | BD-R/RE対応Blu-ray Disc | GeForce 8400M GT | 地デジ×2 | 約3.5キロ |
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