“質実剛健”なマイクロタワーモデルがクアッドコアを搭載――「VALUESTAR M」:2009年PC春モデル
マイクロタワー筐体を採用した「VALUESTAR M」シリーズは、CPUとチップセットを変更し、標準でRAID 0にも対応するなど、基本スペックを強化した。
新世代チップセットとクアッドコアCPUを搭載した春モデル
ブラックとグレーで塗り分けられたマイクロタワー型モデル「VALUESTAR M」シリーズは、いわゆる“自作層”や買い換え/買い増しユーザーをターゲットにした製品で、2基の5インチベイと5基の3.5インチベイ(オープン×1、シャドウ×4)、PCI Express x16とPCI Express x1をそれぞれ1基、PCIスロットが2基備えるなど、豊富な拡張性が特徴だ。ラインアップは秋冬モデルと同様に「VM100/SH」の1モデルのみが提供される。
春モデルでは、チップセットを従来のIntel G33 ExpressからIntel G45 Expressに変更し、CPUもデュアルコアのCore 2 Duo E7200(2.53GHz)から、クアッドコアのCore 2 Quad Q8200s(2.33GHz)に強化した。また、搭載HDD容量を1Tバイトに倍増し、「NEC Direct」の「VALUESTAR G タイプM」」でのみ選択可能だったRAID構成が標準仕様となった(RAID 0)。このほか、チップセットの変更にともなってグラフィックス機能もIntel GMA 3100(G33)からIntel GMA X4500HD(G45)にスペックアップしている。
このほかの仕様は従来モデルと引き継いでおり、2Gバイトメモリ(PC2-6400)、2層対応DVDスーパーマルチドライブ、ギガビットLANを搭載。インタフェースとして、7メディアに対応したメモリカードスロットを本体前面に装備する。本体サイズは175(幅)×409(奥行き)×369(高さ)ミリ。CPU高負荷時でも騒音レベルを30デシベル以下に抑えた静音性設計は従来通りだ。OSは32ビット版Windows Vista Home Premium(SP1)。実売予想価格は12万円前後で、1月15日より出荷される予定だ。
VALUESTAR Mシリーズの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VALUESTAR M | VM100/SH | セパレート型 | アーキテクチャ変更 | Core 2 Quad Q8200s(2.33GHz) | 2048MB(DDR2) | 1TB(500GB×2) | Home Premium(SP1) | 12万円前後 |
VALUESTAR Mシリーズの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
VALUESTAR M | VM100/SH | − | − | Intel G45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約11キロ |
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