かっこよくて高性能、しかも長持ち──デル「Studio XPS 13」(1/2 ページ)
デルの新ブランド「Studio XPS」で一番小さなStudio XPS 13が登場した。Hybrid SLIが導入された性能と使い勝手をチェックしていこう。
光沢ブラックとアルミのシルバーが織りなすシックなデザイン
「Studio XPS 13」は、デルのノートPCのなかでは比較的小さい13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載したモデルだ。サイズとしては、従来モデルのXPS M1330を引き継ぐ機種になる。名前にある“XPS”は、デルのラインアップで最上位に位置するプレミアブランドだが、すでにデスクトップPCでも登場しているStudio XPSはStudioシリーズに包括されたブランドネームとなる。
Studio XPS 13のデザインは、XPS M1330の特徴を引き継ぎつつ、新しい雰囲気を加味したものとなっている。配色は液晶天板やパームレストなどベースとなる部分が光沢ブラックで、それをヘアライン加工されたアルミパネルが縁取っている。ヒンジから液晶ディスプレイにかけての流れるようなラインはXPS M1330と共通だが、アルミパネルの縁取りは液晶ディスプレイの4割ほどの高さまでに抑えられている。このことが、ガラス的質感の液晶ディスプレイをアルミ素材のフレームで固定しているかのようなイメージを演出している。また、液晶ディスプレイ天板を閉じて持ち運ぶために手をかける部分には皮革素材が用いられている。このように、Studio XPS 13は、見た目だけでなく感触でもユーザーを楽しませてくれる。
イメージを一新したキーボード。出力系が充実したインタフェース
キーボードのデザインはアルミ素材風だったXPS M1330と比べておとなしくなった。つや消しブラックでキートップには段差が付けられている。この段差がタイピングミスを減らしてくれるほか、ボディに合わせてキーピッチも広く確保されているので打ちやすさは良好だ。
キーのレイアウトはXPS M1330と変わらない。「Home」「End」や「PgUp」「PgDn」が「Enter」の右に配置されているところが、最初のうち戸惑うかもしれない。また、XPS M1330と同じく、キーボードの上部にマルチメディア操作用のタッチセンサー式ボタンを備えている。ただし、Studio XPS 13のボタンアイコンは、電源がオンの状態でのみバックライトによって照らし出される仕組みとなった。電源をオフにするとこの1列にはStudio XPSのロゴと電源ボタンのみが見えるだけで、フラットな感じとシンプルなデザインがより印象深くなる。
インタフェースでは、USB 2.0の1つがeSATA共用となったほか、DisplayPortが追加された。eSATAへの対応は、高速転送が求められるストレージデバイスの接続でメリットとなる。
本体底面の大きな凹凸はなくなりフラットとなった。カバンに収納するときにも引っかかりは少ないだろう。また、よく見ると細かく立体的なパターン成型が見られる。一部は通風口の役割を果たしているが、そうでない箇所もあって、その部分は放熱のために表面積を大きくとるデザインを採用していると考えられる。バッテリーはラッチ1つで着脱できる。
Studio XPS 13では、底面全体がひとつのカバーとなっている。底面の10個のネジを外すと内部にアクセス可能で、ボディ内部には2基のDDR3メモリスロット、HDDベイ、フル/ハーフ計3つのmini PCI Expressカードスロットなどが確認できる。
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