「Adamo」とまじめに恋バナを咲かせた――容姿編:何かと異色なニューフェイス(2/2 ページ)
2009年2月にスタートしたティーザー広告から約1カ月半が経過した3月27日、ついにデルの「Adamo」の販売が始まった。まずは外観を細かくチェックしよう。
インタフェースは必要最低限ですべて背面に装備
ヘアライン加工がなされた天板を持つACアダプタ(45ワット)は、底面積がiPod touchとほぼ同じ、サイズは63(幅)×106(奥行き)×16(高さ)ミリとフラットで小柄だ。重量も約180グラムと軽量で、ウォールマウントプラグと電源ケーブルを交換できるのも便利だが、ケーブルが約195センチと長いので持ち運びにかさばるのが残念だ。
厚さ16.4ミリというスリムボディゆえ、バッテリーは6セルのリチウムイオンポリマーを採用する。公称駆動時間は最大5時間と長めだが、大容量バッテリーが用意されないのはいうまでもなく、ユーザーレベルで交換すらできないのは意見が分かれるところだろう。インタフェースもヘッドフォンとSIMスロットが右側面にある以外はすべて背面にあり、アクセスしにくいのもいただけない。
背面には3基のUSB 2.0(うち1基はeSATA兼用)とギガビットLAN、DisplayPort、DC入力のみとシンプルだ。標準でDisplayPort→DVI-D変換アダプタが付属しており、デュアルディスプレイ出力も簡単に行える。なお、ステレオスピーカーは液晶ディスプレイヒンジ部付近に内蔵されている。
本機のボディは331(幅)×242(奥行き)×16.4(厚さ)ミリと、底面積は新型MacBookを一回り大きくした程度で、重量は約1.81キロある。スリムなフラットボディのため、手にした感覚は鉄板のような印象で、重量バランスは悪くないがズッシリとした重量感は否めない。また、Inspiron Miniシリーズのようなファンレス設計ではなく、高負荷時は背面左側にあるファンの風切り音が耳に付く。もっとも、Webブラウズやメールの送受信ではボディはまったくといっていいほど熱を帯びず、ファンの風切り音も気にならない。
バッテリーの駆動時間やパフォーマンス、ボディの温度や騒音はベンチマークテスト編で詳しく触れる予定だ。
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