レビュー
40ナノ世代に突入した「Radeon HD 4770」の“正体”を知る:イマドキのイタモノ(2/3 ページ)
ついにGPUが40ナノメートルに突入した。最先端のプロセスルールを導入したRadeon HD 4770で、GPUは変わるのか?変わらないのか?
メモリバス幅は128ビットながら、Radeon HD 4830を超える実力
今回、性能比較の対象として選んだのは、Radeon HD 4830を搭載したリファレンスカード、Radeon HD 4850を搭載するASUSの「EAH4850/HTDI/512M」、GeForce 9800 GTを搭載するMSIの「N9800GT-T2D512J3-OC」、GeForce GTS 250を搭載するMSIの「N250GTS-2D1G」だ。Radeon HD 4830はいうまでもなく、GeForce 9800 GTも価格帯でRadeon HD 4770のライバルとなる。なお、評価システムのプラットフォームはCore i7 920にIntel X58 Expressチップセットを搭載したMSIのマザーボード「X58 Pro」を組み合わせている。
GPU | Radeon HD 4770 | Radeon HD 4830(560) | Radeon HD 4850 | Radeon HD 4830 | GeForce 9800 GT | GeForce GTS 250 |
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CPU | Core i7 920(2.66GHz) | |||||
Motherboard | X58 Pro | |||||
Chipset | Intel X58 Express | |||||
Memory | DDR3-1333(GeIL GV33GB1333C9TC 1GB×3/9-9-9-24) | |||||
GraphicDriver | Catalyst 9.4(Radeon HD 4770用β) | Catalyst 9.4 | Catalyst 9.4 | Catalyst 9.4 | GeForce Driver 182.08 | GeForce Driver 182.08 |
HDD | WD3200AAJS-B4A(320GB/7200rpm/8MB) | |||||
OS | Windows Vista Ultimate (SP1) 32ビット版 |
Radeon HD 4830を搭載したリファレンスカード(写真=左)。Radeon HD 4850を搭載したASUSのEAH4850/HTDI/512M。現在のASUSのラインアップではオリジナルファンを搭載したモデルに移行している(写真=中央)。GeForce 9800 GTを搭載したMSIのN9800GT-T2D512J3-OCは、海藻ファンを搭載した2スロット厚タイプのクーラーユニットを採用した静音・オーバークロックモデル。今回の評価作業では動作クロックをリファレンス(コア600MHz、メモリ900MHz)まで下げている(写真=右)
GeForce GTS 250を搭載したMSIのN250GTS-2D1G。MSIのGeForce GTS 250モデルにはグラフィックスメモリの搭載量で512Mバイトモデルと1Gバイトモデルがあるが、こちらは1Gバイトモデルになる(写真=左)。過去のベンチマークテストの環境と合わせるため、マザーボードはMSIのX58 Proを使用した。ただし、CPUはCore i7 920(動作クロック2.66GHz)を組み合わせている(写真=中央)。メモリも最近のレビュー記事で利用しているGeILのDDR3トリプルチャネルキット「GV33GB1333C9TC」を1Gバイト×3枚の構成で今回も組み込んだ(写真=右)
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