レビュー
Atom搭載ホームサーバ「TS mini」で、“Windows Home Server”を見直す(3/3 ページ)
10台程度のPCで“簡単に”共有環境を構築できるWindows Home Server。2010年のトレンド“Atom搭載”のモデルがASUSから登場した。その使い勝手は?
とにかく手軽でジャマにならないホームサーバ
ここまで見てきたように、TS miniを使えば、WHSを使ったサーバを手軽に構築できる。PCと比べてボディがコンパクトなので、リビングでもジャマにならず、設置作業もLANケーブルとACアダプタをつなぐだけなので、PCに詳しくないユーザーでも、悩むことなく家庭用サーバを利用できるのがTS miniの大きなメリットといえるだろう。
WHSは「10台までのPCを所有している家庭、およびSOHO」を対象としたサーバOSなので、不特定多数のユーザーが利用する本格的なサーバ用途には向かないが、「家族全員の写真や動画のライブラリとして活用する」「自宅のデスクトップPCと携帯するNetbookで使うファイルの同期をとりたい」「リモートで接続して出先のPCから自宅のファイルを閲覧したい」などの家庭用サーバとしては非常に適している。
「自宅に1台常時起動しているサーバがほしいけど、そのためだけに1台マシンを用意するのは手間もかかるし場所もない」などという人は、実売価格が5万円を切るTS miniでWHSの導入を検討してはいかがだろうか。
TS miniの電源ボタンは前面パネルではなく、天面手前に設置されている。なお、TS miniのボディデザインは縦置きが前提で、横置きは想定されていない(写真=左)。電力はACアダプタを介して供給される。実測でACアダプタのサイズは、約130(幅)×56(奥行き)×30(高さ)ミリ、重さは約370グラムだった(写真=右)
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