Acerがタブレットに参入、Tegra 2搭載のAndroid機など3モデル:Acerの野望 2011(1/2 ページ)
PCで世界第2位のシェアを持つAcerがiPad対抗のAndroidタブレットに名乗りを上げた。Tegra 2を搭載した10型モデルからスマートフォンサイズの4.8型まで、最新Android OSを搭載した3モデルを投入する。
1280×800ドット表示の10型Androidタブレット――Tegra 2とAndroid 3.0を採用
Acerがニューヨークで開催したプレスイベント「interract」では、先に紹介した2画面タッチ液晶タブレット「ICONIA」に続き、3つのAndroidタブレットも披露されている。いずれも2011年の4月に投入される見込みだ。さっそく紹介していこう。
1280×800ドット表示対応の10.1型液晶を搭載したモデルは、基本システムにTegra 2(CPUは1GHz動作のデュアルコアCortex A9)を採用した高いパフォーマンスが特徴。発表会では3Dゲームのデモが行われ、高い描画性能とジャイロスコープの内蔵により、今後さまざまなゲームで活用できる点がアピールされた。また、本体には最大1080pで出力可能なMini HDMIポートも搭載。リビングの大型テレビなどに接続してフルHD映像を楽しめる。ちょうど国内で販売が開始されたマウスコンピューターの「LuvPad」に似た仕様だが、画面解像度が一回り高い点で異なる。またWi-Fiのほか3Gも内蔵する。
OSにはAndroid 3.0を採用し、今後同社が推進するホームネットワーク構想「clear.fi」に対応した独自UIを被せている。clear.fiでは同一ネットワーク上にあるデバイス内のデジタルコンテンツを自動的にほかのデバイスで共有できるが(現状ではAcer製品のみ)、展示されていた実機でも別の場所にあるPC内の動画を再生する様子が見られた。なお、液晶画面側にHomeやBackなどのボタン類はなく、画面左下を指でスライドさせると出現するソフトウェアボタンで操作する仕組み。展示されていたデモ機はAndroid 2.2で動作していた。
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ボディはアルミニウム製で、背面はレーザーで細かいヘアライン加工が施されている。背面側に500万画素のリアカメラとステレオスピーカー、液晶ディスプレイ側にビデオチャット用のフロントカメラを内蔵。本体の厚さは約13.3ミリと薄型ノートPC程度だ。最終的な重量は未定とのことだが「iPadよりも重い、700グラム前後くらい」になるようだ。インタフェースは、本体上面のカバー内にMicro SDスロット、下面にドックコネクタ、左側面に電源ボタンとヘッドフォン、Mini HDMI、右側面にUSBとAC入力が並ぶ。
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