新基軸の“2Wayスタイル”薄型軽量PC登場、新デザイン地デジPCも──NEC「LaVie/VALUESTAR」シリーズ新モデル:2011年PC秋冬モデル(1/3 ページ)
NECが2011年冬商戦向け新モデル全49モデルを発表。新シリーズの薄型軽量“2Wayスタイル”タブレットをはじめ、地デジ対応フレームPC、12.8時間動作のモバイルノートPCなど、ニーズに応じた幅広いラインアップを用意する。
LaVie/VALUESTARシリーズの特徴
ラインアップ
- Windowsタブレット「LaVie Touch」
- 高性能AVノートPC「LaVie L」
- オールインワンノートPC「LaVie S」
- ベーシックノートPC「LaVie E」
- モバイルノートPC「LaVie M」
- ミニノートPC「LaVie Light」
- 高性能液晶一体型「VALUESTAR W」
- 地デジ搭載一体型「VALUESTAR N」
- 高性能+3D対応デスクトップPC「VALUESTAR L」
ハードウェア
- タッチタブレットスタイル、重量729グラムの新シリーズ「LaVie Touch」を投入
- 「LaVie Touch」はタブレット/デスクトップPCの2Wayスタイル。光学ドライブ付きクレードルが付属
- 「LaVie L」「LaVie S」「VALUESTAR W」「VALUESTAR N」にデジタル放送チューナー機能付きモデル
- 「LaVie L」「LaVie S」に3波+ひかりTV対応チューナー・無線LAN接続の「ワイヤレスTVデジタル」付属モデルを用意
- 「VALUESTAR W」「VALUESTAR N」にダブル長時間録画+3波対応ダブルチューナーを搭載
- 「LaVie L」「VALUESTAR W」「VALUESTAR N」に偏光版方式の3D対応モデル
- 「VALUESTAR L」にアクティブシャッター方式(NVIDIA 3D Vision)の3D対応モデル
- 「LaVie L」「LaVie S」「VALUESTAR W」「VALUESTAR N」にBDXL対応Blu-ray Discドライブ搭載モデル
- 「VALUESTAR W」「VALUESTAR N」「LaVie L」にYAMAHAサウンドシステム
- 「VALUESTAR N」がデザインチェンジ
- 「LaVie L」にクアッドコアCPU+8Gバイトメモリを採用
- 低廉価格帯のスタンダードノートPC「LaVie E」シリーズを追加
- 「LaVie M」は第2世代の超低電圧版Coreプロセッサーを搭載、標準バッテリーで12.8時間の長時間動作
- 「VALUESTAR L」に19型ワイド液晶ディスプレイ付きのベーシックモデル
ソフトウェア
- OSはLaVie TouchとLaVie Lightを除く全モデルで64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)を採用
- LaVie Touchは32ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)、LaVie Lightは32ビット版Windows 7 Starter(SP1)を採用
- LaVie E(下位モデル)とLaVie Light、VALUESTAR L(下位モデル)を除く全モデルでOffice Home and Business 2010をプリインストール
- LaVie E(下位モデル)とVALUESTAR L(下位モデル)はOffice Personal 2010、LaVie Lightは2年ライセンス版Office Personal 2010をプリインストール
- 「LaVie Touch」にタッチ操作用ツール「ExTOUCH」搭載
- 「LaVie Touch」に電子書籍リーダー「Book Live Reader」、ビデオレター/SNS連携ツール「YouCam for NEC」をプリインストール
- 省電力機能「ECOボタン/ECOモード設定ツール」(LaVie L/S/M、VALUESTARシリーズ)、「ECOみえグラフ」(LaVie L/S/M)、「ピークシフト」(LaVie L/S/E/M/Light/Touch)、「バッテリー節約ツール」(LaVie Light/Touch)を搭載
- テレビチューナー対応モデルにテレビ統合アプリケーション「SmartVision」をプリインストール
- 「LaVie L」テレビチューナー付属モデルと「VALUESTAR W」「VALUESTAR N」は、DLNAサーバ/クライアント機能(録画番組の配信、受信)とDTCP-IPによるホームネットダビングに対応
新シリーズのWindowsタブレットを投入、既存シリーズは高性能化で買い換え需要を訴求
NECは9月12日、2011年PC秋冬モデル9シリーズ49モデルを発表。2011年9月中旬より順次発売する。
2011年冬商戦期/年末年始需要を想定した今回の新モデルは、タッチスタイルのタブレットボディを採用する新シリーズの追加、地デジ搭載液晶一体型PCの主力シリーズをデザインチェンジしたほか、NEC独自の「節電機能」「高機能・高性能」「地デジ対応」の特徴をより進化させ、旧PCからの買い換え需要を促すラインアップを用意した。
重量729グラムの2WayスタイルWindowsタブレット「LaVie Touch」
新シリーズの「LaVie Touch」は、薄く軽いボディで扱えるタブレットスタイルと、専用クレードル+ワイヤレスキーボード・マウスとともに使うデスクトップPCスタイルの「2Wayスタイル」で使い分けられる分離型のWindowsタブレットマシンだ。
タッチ操作とデスクトップPCそれぞれの使い方に最適化し、Webサイト/メール/電子書籍などを快適に楽しめるビューワとしての役割とPCとしての使い勝手を両立した設計を特徴とする。
本体重量は約729グラム、厚さは約15.8ミリ、10時間の長時間バッテリー動作、縦でも横でも見やすい10.1型ワイドのIPS液晶ディスプレイを採用し、フォト/電子書籍ビューワ、SNSサービス連携などタッチ操作と携帯デバイスならではのアプリケーションも豊富にプリインストールする。
地デジ対応の主力A4ノートPC「LaVie L」「LaVie S」
高性能志向のAVノートPC「LaVie L」は、前モデルのコンセプトやボディデザインを継承し、クアッドコアのCore i7やBDXL対応のBlu-ray Discドライブ、8Gバイトのメインメモリなど、PCとしての性能を大きく向上させた。
AV機能フル搭載の上位モデルは、3D立体視、フルHD(1920×1080ドット)表示対応の15.6型ワイド液晶ディスプレイ、3波(地上デジタル/BSデジタル/110度CS)デジタル放送(ワイヤレスTVデジタル)に対応する。
スタンダードな主力A4ノートPC「LaVie S」は、ゴールド/レッド/ホワイト/ブラックより選択できる豊富なカラーバリエーションと薄型のボディ、購入しやすい価格帯を特徴とする。上位モデルは明るく見やすい「新スーパーシャインビューLED-EX2液晶」やBDXL対応Blu-ray Discドライブ、4Gバイトメモリ、USB 3.0などを搭載し、上位シリーズのLaVie Lシリーズに迫るスペックを備えている。
また、ワイヤレスでデジタルテレビが楽しめる「ワイヤレスTVデジタル」付属モデルもラインアップに加わった。
14型サイズで省スペース+低廉な価格帯、新シリーズの「LaVie E」
「LaVie E」は、14型ワイドの液晶ディスプレイと省スペースなボディ、そして低廉な価格帯を特徴とするスタンダードPCの新シリーズだ。
基本仕様はCeleron B800、2Gバイトメモリ、640GバイトのHDD、1366×768ドット表示に対応する14型ワイドのLED液晶ディスプレイ、DVDスーパーマルチドライブなど、オフィス業務や一般的な家庭内PC利用に十分なパフォーマンスは確保する。Office Personal 2010をプリインストールする「LE150/F1」は、実売8万7000円前後と予想される。
超低電圧版CPUで12.8時間動作「LaVie M」、低価格・小型ボディの「LaVie Light」
13.3型ワイドの液晶ディスプレイを搭載するモバイルノートPC「LaVie M」シリーズは、軽量、光学ドライブ内蔵、長時間動作で、モバイル型ながら“テンキーを搭載”する前モデルの独特な仕様はそのままに、超低電圧版CPUやBlu-ray Discドライブ、4Gバイトのメインメモリ、USB 3.0×2など、PCとしての基本性能がかなり底上げされた。
一方、前モデルに存在したワイヤレスTVデジタル付きの“テレビモデル”はラインアップより省かれ、超低電圧版Core i7-2637M(1.7GHz/最大2.8GHz)を搭載する上位の「LM750/FS」と同じく超低電圧版のCore i3-2357M(1.3GHz)を搭載する「LM550/LS」の2種類で展開する。超低電圧版CPUを軸にした省電力設計により、標準バッテリーで前モデル比で128%となる12.8時間の長時間動作を実現する。
「LaVie Light」は、キズが付きにくい“スクラッチリペア”仕様の小型軽量ボディを特徴とするミニノートPCだ。基本仕様は前モデルより大きな進化はないが、プラバーレッド、プラバーホライト、プラバーブラックの豊富なカラーバリエーションを用意し、実売6万円前後と若年層も購入しやすい価格帯となっている。
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