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Web直販だけのハイスペックな薄型軽量ノート――「dynabook R731/W4UD」を駆る最高級モバイルが5万円オフ(3/5 ページ)

性能、機能、使い勝手、薄型軽量、駆動時間など、モバイルノートPCに求められる要素は多く、すべてを満たすのは至難の業だ。「dynabook R731」はその難題に正面から挑んだ質実剛健なモバイルノートPCといえる。今回はハイスペックな直販モデルを試した。

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非光沢の13.3型ワイド液晶ディスプレイを採用

 白色LEDバックライトを採用した液晶ディスプレイのサイズは13.3型ワイド、画面の表示解像度は1366×768ドットに対応している。昨今はより高解像度の13.3型ワイド液晶を搭載したモバイルノートPCも次第に増えつつあるが、幅広いユーザーにとって、画面サイズと表示の細かさのバランスがよい選択ともいえる。とはいえ、今後はできれば、ハイエンド志向のユーザー向けに、高解像度パネルのオプションも用意してほしいところだ。

 表面は非光沢仕上げとなっており、主流の光沢仕上げに比べて、写真表示などの色鮮やかさでは見劣るが、画面への映り込みを防げるメリットがある。映像コンテンツの見栄えよりモバイル環境での視認性を重視した選択だろう。

 実物を見る限り、発色は青みが強いため調整したほうがよさそうだが、不足のない明るさがある。もちろん、画面にユーザーの姿や照明が映り込むことはないので、蛍光灯が並ぶオフィスや屋外でも表示内容を確認しやすい。上下の視野角はやや狭いが、液晶ディスプレイのチルト角度は約140度まで開くため、見やすい角度に調整可能だ。

1366×768ドット表示の13.3型ワイド液晶ディスプレイは非光沢仕上げだ(写真=左)。液晶ディスプレイのチルト角度は約140度まで開く(写真=右)

ゆとりのある打ちやすいキーボードを装備

 キーボードはキー間隔を離したアイソレーションタイプで、このサイズのノートPCでは標準的な6段配列を採用する。主要キーのキーピッチは約19(横)×17(縦)ミリと縦方向がわずかに狭いが、横方向はゆったりしており、EnterキーやBack Spaceキー、左右のShiftキーなどは大きく確保されている。カーソルキーも一段下げた位置にあるので使いやすい。

 キーストロークは約1.6ミリと浅めだが、クリック感はしっかりある。スイッチの感触も適度に保たれており、タッチ感は良好だ。キーボードユニットのたわみなどもほとんど気にならず、総じて13.3型クラスのモバイルノートPCとしてはよくできたキーボードといえる。

主要キーのキーピッチが約19ミリ、キーストロークが約1.6ミリの6段配列キーボードを採用。クセのないキーレイアウトで日本語を入力しやすい

 キーボードのホームポジション直下には、2ボタン式のタッチパッドを装備。キーボードとタッチパッドの間にはタッチパッドの有効/無効を切り替えるボタンが用意されており、タイプ中にパッドに触れてしまって誤操作してしまうことを防げる。2つのボタンの間には指紋センサーも搭載している。

 タッチパッドにはシナプティクスのドライバが導入されており、パッドの右辺/下辺を利用した上下/左右スクロールや2本指の開閉による「つまみズーム」機能、3本指のタッピングでアプリケーション(標準ではWebブラウザ)を起動する機能などが有効になっている。ユーティリティで設定すれば、2本指での上下/左右スクロール、回転、写真/ページ送りなどのジェスチャー機能も利用可能だ(標準では有効になっていない)。

タッチパッドは2つのボタンの間に指紋センサー、パッドの上にオン/オフの切り替えボタンを備える(写真=左)。タッチパッドにはシナプティクスのドライバが導入されている(画面=中央/右)。標準ではパッドの右辺/下辺を利用した上下/左右スクロールや2本指の開閉による「つまみズーム」機能、3本指のタッピングでアプリケーションを起動する機能などが有効になっている

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