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PC向けUSB“アイリス認証”機器、クリテックジャパンが発売:映画で見た、あれ
クリテックジャパンが、ビジネスPC向けのUSB接続型「アイリス認証機器」を発売。Windowsログオンやファイルの暗号化をサポートする。
クリテックジャパンは12月16日、虹彩(アイリス)認証対応機器「IrisKey(アイリスキー)」を発表、2011年12月20日に発売する。販売は同社・同社代理店での注文受付にて。価格はオープン。サンプル価格は2万7000円(500個ロットで2万円前後、1000個ロットで1万8000円前後を想定)。
IrisKeyは、生体認証の1つ「虹彩(アイリス)認証」を行うPC向けセキュリティ機器。生涯不変とされる目の虹彩パターンで個人を識別するシステムで、指紋や静脈認証より精度が高く、他人と間違う確率は120万分の1以下とする。機器内で認証を行うMatch-On 方式の認証システムを採用し、モジュール化により従来製品比約10分の1となる小型化と低コスト化を実現した。認証は本体に備える凹面鏡を一瞬見るだけで可能。認証処理は時間は0.3秒(1:1認証時)。
PCとはUSBで接続する。本体サイズは約4.7(幅)×9.1(高さ)×2.5(厚さ)ミリ、重量は約35グラム。認証機器本体のほか、Windows 7/Vista/XP対応ログオンプログラム、組み込み用モジュール、開発キットも同梱する。
オプションとして虹彩暗号化プログラム「MyGurd IrisDoc」も発売する。参考価格は7800円。虹彩認証により暗号フォルダに保存した機密情報の復号化を行うもの。PCシャットダウン時に自動でAES暗号化を行い、隠しドライブに保存する仕組み。
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