各ベンダー、Intel 7シリーズチップセットマザーを出荷:そのスペックはすでに公開済み
4月8日、Intel 7シリーズチップセット搭載マザーボードが各ベンダーから出荷された。なお、MSI、GIGABYTEはすでに3月に製品を発表している。
MSI
リンクスインターナショナルは、MSIのIntel 7シリーズチップセットを搭載する「Z77A-GD65」「Z77A-GD55」「Z77A-G45」「Z77A-G43」「Z77MA-G45」「ZH77A-G43」「B75A-G43」の取り扱いを開始する。
出荷は4月8日から始まっていて、実売予想価格は、Z77A-GD65が1万8800円前後、Z77A-GD55が1万5480円前後、Z77A-G45が1万3800円前後、Z77A-G43が1万1800円前後、Z77MA-G45が1万2800円前後、ZH77A-G43が9800円前後、B75A-G43が8800円前後となる見込みだ。各マザーボードの仕様やMSIの品質基準「Military Class III」、自動オーバークロック機能「OC Genie II」などをはじめとする独自機能については、エムエスアイコンピュータージャパンが3月に行った説明会で紹介している。
ASRock
マスタードシードは、ASRockのIntel 7シリーズチップセット搭載マザーボード「Z77 Professional」「Z77 Poerformance」「Z77 Professional-M」「Z77 Extreme6」「Z77 Extreme4」「Z77 Extreme4-M」「Z77 Pro4」「Z77 Pro3」「Z77 Pro4-M」「H77 Pro4/MVP」「H77 Pro4-M」「H77M」「B75M」「Z77E-ITX」「H77M-ITX」「B75M-ITX」の取り扱いを開始する。出荷開始は、Z77E-ITXが4月20日、H77M-ITXとB75M-ITXが4月14日で、それ以外は4月8日から出荷が始まっている。
実売予想価格は、Z77 Professionalが2万6480円前後、Z77 Poerformanceが1万8480円前後、Z77 Professional-Mが1万8480円前後、Z77 Extreme6が2万980円前後、Z77 Extreme4が1万5980円前後、Z77 Extreme4-Mが1万4980円前後、Z77 Pro4が1万3480円前後、Z77 Pro3が9980円前後、Z77 Pro4-Mが1万1980円前後、H77 Pro4/MVPが9180円前後、H77 Pro4-Mが9480円前後、H77Mが7980円前後、B75Mが6980円前後、Z77E-ITXが1万5980円前後、H77M-ITXが1万980円前後、B75M-ITXが9680円前後になる。
製品に導入した機能やASRockの独自技術については、日本でもエンドユーザーを対象とした製品説明会で紹介しているほか、マザーボードの基板レイアウトとメモリスロットや拡張スロットの数、バックパネルに用意したインタフェースなども3月のCeBIT 2012で展示したサンプルで明らかになっている。
GIGABYTE
日本ギガバイトは、Intel 7シリーズチップセット搭載マザーボードの「G1.Sniper 3」「G1.Sniper M3」「Z77X-UD5H」「Z77X-UD3H」「Z77MX-D3H」「Z77M-D3H」「Z77X-D3H」「Z77-D3H」「H77-D3H」「H77M-D3H」「B75M-D3H」を4月8日から出荷する。
実売予想価格は、G1.Sniper 3が3万3000円前後、G1.Sniper M3が2万円前後、Z77X-UD5Hが2万5000円前後、Z77X-UD3Hが1万9000円前後、Z77MX-D3Hが1万5000円前後、Z77M-D3Hが1万2000円前後、Z77X-D3Hが1万7000円前後、Z77-D3Hが1万4000円前後、H77-D3Hが1万1000円前後、H77M-D3Hが1万1000円前後、B75M-D3Hが7000円前後となる見込みだ。
マザーボードに導入したGIGABYTE独自機能については、すでに3月に行った説明会で紹介している。また、基板レイアウトやバックパネルに搭載したインタフェースについてもCeBIT 2012の展示サンプルで明らかになっている。
ECS
アスクは、ECSのIntel 7シリーズチップセット搭載マザーボードの取り扱いを開始する。登場するのは、「Z77H2-A2X Deluxe」「Z77H2-A3 with DVI」「H77H2-M」の3モデルで、出荷開始は4月上旬の予定だ。実売予想価格は、Z77H2-A2X Deluxeが1万6980円前後、Z77H2-A3 with DVIが9980円前後、H77H2-Mが8280円前後とみられる。
Z77H2-A2X DeluxeとZ77H2-A3 with DVIは、Intel Z77 Expressチップセットを搭載したモデルで、ともにATXフォームファクタに準拠する。すでに、CeBIT 2012でサンプルを展示しており基板レイアウトやバックパネルに搭載したインタフェース、メモリスロットや拡張スロットの仕様は明らかになっている。
H77H2-Mは、Intel H77 Expressを搭載するmicro ATXフォームファクタ準拠のモデルだ。メモリスロットはDDR3-1600対応を4基備え、拡張スロットはPCI Express x16対応が1基、PCI Express x1対応が1基、PCI対応が2基の構成になる。利用できるSerial ATAインタフェースは6Gbps対応が2基、3Gbps対応が4基、USBは3.0対応が4基、2.0対応が10基となる。映像出力インタフェースはDVI、HDMI、アナログRGBを備える。
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