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R.O.GのデスクトップPCは、ぐわっと開いて冷却!COMPUTEX TAIPEI 2012(2/2 ページ)

ASUSは、6月5日に“R.O.G”ブランドの製品説明会を行った。Intel Z77 Express搭載マザーボードのほか、グラフィックスカード、デスクトップPCなどが登場した。

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3スロット厚のごついグラボにRadeon HD 7970モデル

 グラフィックスカードでは、「Matrix HD 7970」を公開した。3スロット厚のクーラーユニットにDirectCU II thermalと強度確保の金属性フレームを内蔵するほか、20フェーズ構成の電源回路とDIGI + VRMを実装する。オーバークロック関連機能では、マザーボードでも実装するVGA Hotwireのほかにも、グラフィックスカードの基板に用意した専用ボタンで駆動電圧とクーラーユニットのファン回転数を制御する「TweakIT」を用意する。

 また、GPUの負荷をリアルタイムで確認できるLoad Indicatorをクーラーユニットの側面に内蔵し、映像出力インタフェースでは、4基のDisplayPortを搭載することで、1枚のグラフィックスカード(シングルGPU構成)でも2基のDVIと合わせて6画面同時出力が可能になった。チューニングユーティリティも「GPU Tweak」が標準で付属する。

3スロット厚のクーラーユニットがメカメカしいMatrix HD 7970は、Radeon HD 7970を実装する(写真=左)。映像出力インタフェースには、4基のDisplayPortを並べる(写真=中央)。グラフィックスカードの後端には、駆動電圧を変更できるハードウェアスイッチを備える(写真=右)

ワンアクションで4.2GHzにオーバークロック

 ゲーミングデスクトップPCの「ROG TYTAN CG8890」は、CPUに6コアのCore i7-3960X(3.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)を搭載、グラフィックスカードには、Kepler世代でデュアルGPU構成のGeForce GTX 690を採用する。システムメモリはDDR3を16Gバイト載せて、オーバークロックで2133MHzで駆動する。データストレージは2TバイトのHDDと、2台でRAID 0を構築した容量128GバイトのSSDを内蔵する。

 本体にオーバークロックをワンアクションで行う「Turbo Gear One-Click Overclocking」を用意して、再起動なしでCPUの動作クロックを3.8GHz、4.0GHz、4.2GHzの3段階でアップする。冷却機構では、専用ボタンを長押しすると、サイドパネルの前方と天面パネルの後方が開いて、中のファンを露出してPCケース内の排熱をより高効率で行う(その代わり、ファンから発生してPCケース外部に漏れる音は大きくなる)ギミックを備えてる。

正面左上に設けたオーバークロックスイッチを長押しすると、サイドパネルの前端と天板後端が開いてファンが露出する。この状態で(騒音と引き換えに)内部の冷却効率を高めることができる

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