検索
レビュー

第1回 テツ趣味を極める万能マシン──「dynabook R732」がやってきたテツなアラフィフと「dynabook R732」(2/2 ページ)

わたしは「テツ」である──。ダイヤグラムと車両、体験と風景、そして装備にこだわるテツとして最適なPCは何か。高速・軽量・長時間の万能マシンをテツ旅の相棒に、まずは“テツ色”に染めてみた。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

俺の“テツ色”に染めてやるぜぃ

photo カラーは「グラファイトブラック」を選択。わたしの鉄装備にも合う鈍めの黒色がシブいのである。このほかに華やか系の「シャンパンゴールド」もあるのでチェックしてみてほしい。なお、ビジネスシーンにも使われるマシンだけあり、100キロfの面加圧、76センチの落下/30ccの防滴テストをクリアする堅牢性もある。この性能はテツ旅にもすごく安心だ

 これまでわたしは、上記のように少し気むずかしい旧PCをだましだまし自宅のメインPCとして、モバイル環境ではWeb表示ツールとしてiPadを使用していた。それをdynabook R732では、家でも外でも使えるメインPCに仕立てられる。というわけで「乗り鉄・撮り鉄」のための俺的“テツ色”にすべく、以下のように準備した。

 わたしが整えた環境は、ざっとこんな感じだ。

  • 日本語入力に「ATOK Passport」
  • メールクライアントに「Becky! Internet Mail」
  • 一応「ウイルスバスター2012」を入れる
  • iPhoneやiPadと共有するための「ATOK Pad」を
  • データのクラウド同期に「iCloud」を
  • バックアップのため「SugarSync」を
  • プリンタはキヤノン「MG6130」を無線LAN経由で利用
  • iPhone連携に「iTunes」で音楽データを管理
  • Windows用ダイヤグラムソフト「OuDia」(take-okm氏作)(わたしのテツ旅に必須なソフト)

 ATOK Padだとかウイルスバスターなど常駐ソフトがいくつかあるのだが。これをdynabook R732に入れてどこまで活用できるか、である。というか、これでもう完全にR732様は「俺の嫁」である。常駐モノはずいぶんと増えたが、もちろん動作感にまったく変化はなく、キビキビのままだ。

 ところで、これまでSSDを使っていなかった理由は、価格帯に対するHDDに対する容量の少なさが不安だったためだ。しかし“テツ色”に染まった本機に慣れてくると、256Gバイトあればほぼ心配なくメインPCにできることが分かった。

 多くをデータ領域を占める音楽・動画データ類など常にPCへ置いておきたいものもあるので、個人趣味用としてはさすがに128Gバイトでは厳しい。ただ、それ以外に多くを占める重要な写真データはそもそも自宅のNASにバックアップ保存するようにしていたので、古いものやテツ旅に関連しない写真はそこへ待避させてしまってよいし、昨今はクラウドストレージに工夫して置いておく方法もある(ちなみに本機はWiMAXも内蔵するので、旅先でもクラウドストレージより取り出せる。こちら、鉄道の旅・駅内であれば遠地でもサービスエリアであることが多くなっているようだ)。

 テツ趣味に必要なソフト、写真データ、音楽ファイルなど、ひとまず旅に必要なファイルを入れると、ストレージ容量の3分の1ほどになった。要は全部PCに入れず、ワーキングスペースを確保できればよいわけだ。テツ趣味用PCとして、やはりSSDを256Gバイトに強化できるWebオリジナルモデルのメリットが生きてくると思う。

 また、写真はメディアに焼いてその場で仲間に渡すこともあるので、光学ドライブもこの趣味には意外に重要。外付けでもいいし使う機会は少なそうという声もあろうが、内蔵していても軽いままならばそのほうが確実に手軽で、余計な荷物もいらないし、そのぶん使う機会が多くなる。なぜなら、自分はもちろん、誰かと楽しく共有したい趣味のためなのだから。


photophoto タスクトレイの状態。常駐ソフトはかなり増えたが、操作感はまったくかわらない(画像=左) ストレージ状況はこんな感じ。すでに75Gバイトほどなので128Gバイトとなるとやはり心配な数値だが、やはり256Gバイトにしておいてよかった(画像=右)
photo “俺色”に染めてしまって準備完了のdynabook R732  (C)2006-2012 ParityBit (C)2012 Nintendo 「カルチョビット」は(株)パリティビットの商標です

 こうして“わたし専用のテツ色”に染めたdynabook R732、テツ旅のための準備が整った。ディスプレイを開けると起動するように設定し、スリープからの復帰は一瞬。軽く、熱くもならないので、最寄り駅のホームで立ったまま片手で構えて使う──予行練習もカンペキだ。

 dynabook R732においては、ディスプレイ解像度がもう少しほしいという人も多いと思う。こちら、わたしも自宅据え置きの旧PCが高解像度であるための対比として感じたことだが、モバイル環境において影響があるのか。こちらは実際に旅に出てみてからどうか、追って検証したい。

 ちなみに、このR732は国内モバイルノートPCの標準バッテリーで最長クラスとなる「約13時間」の長時間バッテリー動作時間も実現する。テツの旅は意外に待ち時間が多く、移動時間も長くなりがちなので、この点も超重要と考える。内蔵するWiMAXのモバイルデータ通信機能とともに、おそらく強力な武器になってくれるはずだ。

 というわけで準備はOK。さぁ、乗り鉄・撮り鉄の旅に出発だ。

(続く)


*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***


前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る