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安い!速い!ねずみ印の「LB-L450S」をチェックコスパ抜群の14型(2/2 ページ)

マウスコンピューターの14型Ultrabook「LuvBook L」シリーズは、Core i7+GeForce GT 640Mの構成に8Gバイトメモリや高速ストレージを積んで7万円台から購入できる新鋭機だ。

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Core i7+GeForce GT 640Mの実力は?

LuvBook Lの底面。Ultrabookに多いユニボディ構造ではないが、そのぶん主要なパーツに底面からアクセスできる

 前述の通り、LuvBook Lの魅力はコストパフォーマンス重視のUltrabookでありながら、最新のCore i7やGeForce GT 640Mを搭載する、スペック面でも隙のない構成だ。CPU統合型グラフィックスを使うUltrabookが多い中、Intel HD Graphics 4000に比べて最大で4倍高速といわれるGeForce GT 640Mがどのくらい性能に貢献するのか。早速ベンチマークテストで確かめていこう。

 なお、いくつかのテストでは、同じ14型Ultrabookであるデルの「Inspiron 14z」と比較した。価格の分だけ、LuvBook L450Sのほうが高いスペックでまとまっているが、GeForce GT 640MとIntel HD Graphicsの差を測る参考にはなるはずだ。

今回比較した機種

製品名 LB-L450S Inspiron 14z(プレミアムモデル)
CPU Core i7-3517U(1.9GHz/最大3GHz) Core i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)
メモリ 8GB(PC3-12800) 4GB(PC3-12800)
グラフィックス GeForce GT 640M Intel HD Graphics 4000
ストレージ 256GB SSD 32GB SSD+500GB HDD
液晶ディスプレイ 14型ワイド(1366×768ドット) 14型ワイド(1366×768ドット)
光学ドライブ なし DVDスーパーマルチドライブ
価格 8万9880円 6万5980円

 Windowsエクスペリエンスインデックスの結果は、プロセッサが7.1、メモリが7.4、グラフィックスがともに6.9、プライマリHDDが7.8と全体的に高い。実際の操作もきびきびとしており、OSの起動(ようこそ画面が表示されるまで)は実測値で12秒弱、アプリケーションの起動も非常に快適だ。これは高速な256GバイトSSDの恩恵も大きい。ただし、CrystalDiskMarkの結果をみると、シーケンシャルリードが263Mバイト/秒、シーケンシャルライトで239.9Mバイト/秒と、公称値の半分程度になっているのが気になる(ただし、今回評価した機体には製品版と異なるSSDが搭載されている。製品版は「Intel 520」シリーズだ)。

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果(写真=左)、CrystalDiskMarkの結果(画面=右)

 総合的なPC操作をシミュレートするPCMark VantageとPCMark7の結果は、総合スコアでそれぞれ13021、3610という結果で、比較対象の「Inspiron 14z」を上回った。ただし、PCMark Vantageのスコアが2倍近い差をつけたのに対して、PCMark7では一部のテスト(Computation)で大きくスコアを落とし、その影響で総合スコアではそれほど差がついていない。仕様の一部が製品版と異なっている点も含めて、今回の評価機は製品版とは完成度に差がある可能性もあるので、参考程度に見て欲しい。

PCmark Vantage(画面=左)とPCMark7(画面=右)の結果

 一方、グラフィックス性能を測る3DMark06、3DMark Vanrageは、“4倍”とはいかないまでも、Intel HD Graphics 4000を利用するInspiron 14zを大きく上回った。最新の3Dゲームを高解像度で快適に動かせるほどではないものの、負荷の高いエフェクトをオフするなど、設定次第では遊べるはずだ。また、3DMark06では1万を超えるスコアもたたき出しており、古めのタイトルであれば問題なく楽しめるだろう。

 なお、ストリートファイターIVベンチマーク(解像度1280×720ドット、アンチエイリアス:NONE、垂直同期:OFF、モデル:高、背景:高、ソフトシャドウ:低、モーションブラー:低、パーティクル:中、エクストラタッチ:OFFに設定)では、スコアが15608、平均FPSが128.28でA判定だった。

3DMark06(画面=左)と3DMark Vantageの結果(画面=右)


 LuvBook Lは、最新のCore i7と8Gバイトの大容量メモリ、高速な256GバイトSSD、さらに外付けグラフィックスまで搭載した本機の構成で、価格は8万9880円と、抜群のコストパフォーマンスが魅力だ。

 高解像度の写真や動画を扱う機会が多い、あるいは、さまざまな作業を1台で済ませるオールインワンPCとしてハイスペックなUltrabookが欲しいという人に、是非このLB-L450Sを検討してみてほしい。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

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