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緊急レビュー:「Let'snote AX2」の変形プレイに驚け!「板のようなLet'snote」って君は信じられるか?(5/5 ページ)

Let'snoteからUltrabookが登場する! しかし、そんなことに驚いている場合ではない。薄さ18ミリのボディに搭載した液晶ディスプレイがこんなことになってしまうのだ!

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1.14キロでもバッテリー駆動時間は9時間を確保する

 同じように、バッテリー駆動時間の測定も、BBench 1.01(海人氏・作)で条件「60秒間隔でのWeb巡回」「10秒間隔でのキーストローク」「電源プランはバランス」「液晶ディスプレイ輝度は20レベル中、下からレベル10」で測定したところ、起動から8時間19分でバッテリー残量5パーセントになった。

 なお、Let'snote AX2は、バッテリーを2基搭載しており、1基は本体に内蔵して取り外しができないタイプで容量は8.3ボルト14.7ワットアワー。もう1基は取り外しが可能なタイプで、容量は8.3ボルト29.5ワットアワーになる(どちらも、オンラインユーティリティソフト「ybinfo」で確認した実測による概算値)。Core i7-3517U搭載モデルのバッテリー駆動時間は、公称値で約9時間となっているが、バッテリー駆動をしたままでも取り外し可能のバッテリーを交換できるため、充電済みの取り外し可能バッテリーを用意できる限りバッテリー駆動を続けることができる。

 店頭モデルでは、標準構成で取り外し可能バッテリーを2個とUSB 3.0に接続するバッテリーチャージャーが付属する。このチャージャーは5ボルト1.5アンペアアワーで充電できるので、29.5ワットアワーのバッテリーは約4時間強で充電できることになる。5ボルト1.5アンペア出力対応のモバイルバッテリーが調達できれば、その容量だけバッテリー駆動時間を延ばすことも可能だ。

標準付属のACアダプタは通常のタイプと(写真=左)、取り外し可能なウォールマウントアダプタが付属する(写真=中央)。通常タイプにおけるサイズは実測で約89(幅)×33(奥行き)×27(高さ)ミリで重さはコード込みで約241グラム。ウォールマウントを取り付けた状態では、サイズが実測で約112(幅)×33(奥行き)×27(高さ)ミリ、重さがコード込みで約200グラムになる。店頭モデルのCore i7-3517U搭載構成とCore i5-3427U vPro搭載構成には、USB接続のバッテリーチャージャーが標準で付属する(写真=右)


 早期試作機を用いた緊急レビューゆえ、画面回転機能や性能評価など、制限付きの検証となったが、本体のサイズや重さ、そして、クラムシェルからスレートへの形状変換の容易さとスレート形状におけるタブレットPCでの実用的な使い勝手など、これまでにはない、実用的なコンバーチブルノートPCとなっている。

 店頭モデルの実売予想価格が16万円から22万5000円前後とUltrabookとしては高めの設定であるのと、タブレットPCとしての使い勝手がWindows 8のタッチ操作の完成度に依存するという“懸案事項”はあるものの、ハードウェアとしては、クラムシェルタイプのノートPCとしてもスレートタイプのタブレットPCとしても、不満のない性能とバッテリー駆動時間、そしてインタフェースをはじめとする機能を有する。

 ビジネス利用であっても個人利用であっても、あらゆる利用場面で使える携帯利用重視のノートPCを購入するユーザーには、Let'snote AX2を検討候補に加えることを強く勧めたい。

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