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「2013年GPUの本流になるかも」―― GeForce GTX 650 Ti BOOSTカードが登場古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

GTX 650 TiとGTX 660の中間に入る新GPU「GeForce GTX 650 Ti BOOST」を搭載したグラフィックスカードが各ショップの店頭に並んだ。じわじわ注目度を高めており、一部ショップでは今後の売れ筋の大本命に挙げる声も聞かれた。

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売れ筋の中の売れ筋を作った感じ――「GTX 650 Ti BOOST」への期待

ZOTACのGeForce GTX 650 Ti BOOSTカード「ZT-61201-10M」

 先週話題を集めたのは、NVIDIAの新GPU「GeForce GTX 650 Ti BOOST」を搭載したグラフィックスカードだ。ZOTACやPalitなど複数のメーカーから登場し、1万8000円前後から2万2000円前後で出回っている。アキバ全体の在庫はまだ少数だ。

 GTX 650 Ti BOOSTは、GTX 650 TiとGTX 660の中間に位置する新GPUで、GTX 650 Tiにはない自動オーバークロック機能「GPU Boost」やSLIをサポートしているのが特徴だ。CUDAコア数(768個)やテクスチャユニット数(64個)などを除いた全体的な仕様はGTX 660に近い。補助電源は6ピン1基。

 出足の売れ方はそれほど派手ではない様子だ。BUY MORE秋葉原本店は「売れ筋のミドルレンジクラスに新たなラインを加えた感じです。それほど注目されてはいないようですが、まあ、全体的に価格が落ち着いてからでしょう」と語る。

 ただし、Palitのオーバークロックモデル「NE5X65BS1049-1060F」を1万7980円で売り出しているドスパラ パーツ館のように、すでに“落ち着いた価格”となっている店舗ではヒットの予感が語られている。「今回は余ったチップの処理目的ではなく、売れ筋の中の売れ筋を狙って投入した感じがあります。前世代のGTX 560 Tiのような超定番を目指して、ある程度ニーズが見えたところに打ち込んできたふうなんですよ。実際、GTX 660とほぼ変わらない仕様で2万円を切る価格なら、かなり安定して売れると思いますよ」。

 別のショップからも、「狙い澄ましたミドルレンジの売れ筋という意味では、4月に登場するRadeon HD 7790カードとの対決も見物ですね」といった声も聞かれた。

Palit「NE5X65BS1049-1060F」。アナログVGAとDVI、HDMI出力端子を備える(写真=左/中央)。ドスパラ パーツ館のPOP。同じPalitのGTX 660カードより約3000円安い値でデビューした(写真=右)

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