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Intel、最大10ワット動作の「Celeron 1019Y」を追加:Celeron初の「Y」
4月21日付けで公開されたIntelのCPU価格表に、Celeron初の「Yシリーズ」として「Celeron 1019Y」が加わっている。
Intelが4月21日付けで公開したCPU価格表に「Celeron 1019Y」が追加されている。型番末尾に「Y」が付く「Yシリーズ」と呼ばれるモデルは、型番末尾に「U」がつく超低電圧版からさらに最大TDP(熱設計電力)が引き下げられており、同社がSDP(Scenario Design Power:シナリオに基づいた消費電力設計)と呼ぶ新しい指標で7ワット動作を実現しているのが特徴だ。
第3世代Coreプロセッサー・ファミリー(Ivy Bridge世代)の製品では、「Core i7-3689Y」(1.5GHz/最大2.6GHz)、「Core i5-3439Y」(1.5GHz/最大2.3GHz)、「Core i5-3339Y」(1.5GHz/最大2GHz)、「Core i3-3229Y」(1.4GHz)、「Pentium-2129Y」(1.1GHz)の5モデルがすでに登場しているが、Celeronでは今回が初めて。
Celeron 1019Yのスペックは、2コア/2スレッドで動作クロックは1GHz。最大TDPは10ワット、SDPが7ワット。グラフィックス機能として、定格350MHz動作(最大800Mhz)のIntel HD Graphicsを内蔵する。価格は102ドル。
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