うぉぉ、これだ!──「ThinkPad Bluetoothワイヤレス・トラックポイント・キーボード」の打ち心地にうっとりする:ほかのPCに浮気してごめんなさい(2/3 ページ)
日本ユーザーの熱い要望で製品化されたという「ThinkPad トラックポイント・キーボード」。うぉぉ、これはいいぞ!。他社PCでもやもやと感じていたキーボードへの不満がパァァァと晴れたのであった。
Bluetooth 3.0対応のワイヤレス仕様、バッテリーは約30日持続
では、触っていこう。
初期設定のBluetoothペアリングは、本体をサーチモード(電源をオン)→PCでBluetooth機器を検索→PCに表示された6ケタ数字の認証キーを本体キーボードで入力して行う。少々面倒だが、これはBluetoothのお作法なので仕方ない。なお、本機はNFCモジュールも備えている(センサーは裏面左下)。ThinkPad HelixなどBluetooth+NFC搭載機器であれば、互いのNFCマークを重ねるだけでBluetoothペアリング設定が可能という。こちらはいくぶん設定がラクになるのではと思う。
接続完了後、Windowsのデバイスステージ(デバイスとプリンター→Bluetoothデバイス)に本機のアイコンが表れる。続いて、PCがインターネットに接続されていれば本機用設定ソフトウェア「ThinkPad Keyboard Suite」が自動ダウンロード→インストールされる。これによりWindows 8同等のファンクションキーへの動作割り当て、マウス設定項目にトラックポイントのポインタ速度設定、キーボード設定にバッテリー残量を示す設定メニューが追加される。
ファンクションキーの割り当ては以下の通り。初期設定では単押し(Fnキーなし)で以下が機能する。
キー | 割り当て内容 |
---|---|
F1 | 消音 |
F2 | PC音量下げる |
F3 | PC音量上げる |
F4 | マイクオン/オフ |
F5 | 輝度下げる |
F6 | 輝度上げる |
F7 | ディスプレイ出力/プレゼンテーションモード切り替え |
F8 | 無線機能のオン/オフ |
F9 | コントロールパネル表示 |
F10 | チャームメニューで検索/検索画面表示(Windows 7時) |
F11 | タスク切り替え画面(Alt+Tab同等)表示 |
F12 | マイコンピュータ画面表示 |
なお、通常のファンクションキー(F7でカナ変換など)を利用する人も心配はいらない。Fn+ESCでファンクションキー初期動作の入れ替えが行える。
バッテリーは、キーボード入力を8時間/トラックポイント操作を1時間使用した1日の使用例で換算し、約30日持つという。充電は5ボルトUSBでOKというもの手軽だ。本体後面にUSB Micro-B端子を設け、付属USBケーブルとPCのUSB端子へ接続して充電する。USB充電は5ボルト/250mAを要すると記述されており、よくあるPCのUSB 2.0ポートの給電でおおむね問題ない範囲だろう。試しにUSB充電器(5ボルト/最大2A出力)、USBモバイルバッテリー(5ボルト/1A エネループ KBC-L2B)を用いても充電LEDが点灯したことを確認した。
また、(一部未確認事項もあるが)USB充電しながらの動作も問題なく行えた。一応バッテリー残量が十分にある段階でのことで、バッテリーが完全にカラになったらどう動くかは確認できていない。こちらは機会があれば追って検証したい。なお、BluetoothモデルをUSB接続すればUSB有線キーボードになる──わけではないのでご注意願いたい。
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