Dell、XPSシリーズのWindows 8.1搭載Ultrabookを発表
LBOでMicrosoftから20億ドルの融資を受けるDellが、Windows 8.1搭載のUltrabookを2機種、ノートPCを1機種、タブレットを2機種発表した。
米Dellは10月2日(現地時間)、Windows 8.1搭載の新UltrabookとノートPCを計3機種発表した。いずれも「XPS」ブランドだが、「XPS 10」のようなWindows RT搭載モデルはない。
価格は、11.6インチディスプレイの「XPS 11」と13.3インチの「XPS 13」(これらはUltrabook)が999.99ドルから、15.6インチディスプレイのノートPC「XPS 15」が1499.99ドルから。XPS 11は同日米国で発売された。
いずれもプロセッサは第4世代の米Intel製Core(i3〜i7)を搭載する。
XPS 11はディスプレイ部分を360度回転させて閉じることで、タブレットとしても利用できる。15ミリという薄さと1.13キロという軽さが特徴。XPS 13も厚さ18ミリ、重さ1.34キロからと薄型軽量だ。
XPS 15はディスプレイの解像度をオプションでいわゆるQHD(3200×1800)にアップグレードできる。
同社はまた、Venueブランドのタブレットも発表した。Windows 8.1搭載の「Venue Pro」シリーズとAndroid 4.2.2搭載の「Venue」シリーズの詳細は別記事を参照されたい。
Dellは前日、2月に発表した創業者のマイケル・デル会長兼CEOと米投資ファンドのSilver Lakeが率いる企業グループによる同社の買収および非公開化を米政府当局が承認したと発表した。手続きは同社の第3四半期末(10月末)までに完了する見込みという。
デル氏は非公開化により、「DellをスケーラブルなエンドツーエンドのITソリューションのプロバイダーとして再構築する取り組みを継続する」としている。この買収では、米Microsoftが20億ドルを融資することが明らかになっている。
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